日本国民に問う。

サッカー女子の北朝鮮代表メンバーらが2月25日に来日した。大阪市で2月29日に開幕するリオデジャネイロ五輪アジア最終予選に出場するためだった。日本政府は北朝鮮の核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を受け、日本独自の制裁の一つとして北朝鮮籍保有者の入国を原則禁止したが、サッカー女子の北朝鮮代表については例外として認めたのだ。日本独自の制裁政策を発表してからまだ間もないのに早くも例外を出しているのです。日本民族はおめでたいから、オリンピックのような国際スポーツに政治色に絡ませることを嫌う。まるでバカの一つ覚えのようだ。オリンピックと言えば、そんなにきれいなことばかりなのでしょうか。日本政府が北朝鮮の制裁を盾にサッカーチームの来日を拒否したら、日本対北朝鮮の試合が成立せず、日本はリオデジャネイロ オリンピックのサッカーの出場権を失うかもしれません。それがどうしたというのだ。それはしかたのないことなのではないでしょうか。いままでの日本政府は、何度も制裁を発表していますが、まるで「制裁ごっこ」の遊びをしているみたいです。例えオリンピック参加種目の一つを失っても、一度制裁を発表すれば、その制裁を実行するのが当然なのです。ところが私が驚き、怒りを感じたのは、日本国民から「北朝鮮の選手を日本に入れるな」などの声が何一つあがらなかったことだ。私は日本国民に叱責する、「一体、あなたがたは、日本に対して不埒なことをする国家と戦う気があるのか、サッカ―一つぐらい出場権を失うくらいで何が日本に困ることがあるのだ。しっかりしろ腰抜けめ。」と言いたい。

如何に国民全体が北朝鮮と戦う気力がなくなってしまっているか他の実例をあげましょう。平成28年3月4日の産経新聞の記事です。
「朝鮮学校への補助金を平成28年度当初予算案に計上した自治体が全国で127に上り。総額で3億円を上回ることが3日、産経新聞の取材でわかった。朝鮮学校への補助金支出をとりやめる自治体が相次ぐ中、文科省は北朝鮮の核実験などを踏まえ各自治体に支出の妥当性を確認するよう求める通知発出を検討しており、支出をつづける自治体の判断が問われそうだ。文科省によると、26年度に朝鮮学校に補助金を支出した自治体は18都道府県と114市区長、支出実績は計約3億7200万円だったことも判明した。」(以下略)

補助金を計上した自治体の支払い理由のほとんどが「朝鮮学校の子供には罪がない」のいいわけです。さらにあげれば「国際情勢とは関係ない」という理由だ。ヨーロッパに流れてくる難民には幼児や子供がいる。幼児、子供には関係ないとヨーロッパ諸国は彼らを特別扱いしているとでもいうのか。

私の地元、神奈川県の黒岩知事は、直接朝鮮学校に補助金を支給すると県民から文句が出るからでしょう、直接朝鮮学校に支給せず子供の保護者に直接振り込む方法をとった。ところが昨年11月の補助金振込み直後から学校側から子供の保護者に補助金納付をせまる電話がかかってくるようになったのだ。その後に書類も各家庭におくられてきた。結局ほとんどの家庭が寄付の形で学校側に支払っているのだ。こうした状況にもかかわらず、黒岩知事は、北朝鮮による1月の核実験、2月の弾道ミサイル発射後も、子供たちに罪はない。北朝鮮
の問題と朝鮮学校の補助金はリンクさせないとして、平成28年度予算案にも県内五校の朝鮮学校への学費補助金約5300万円をもりこんだ。(平成28年2月26日産経新聞)

黒岩は元フジテレビアナウンサーだ、こういうメディア系知事、左翼系議員、左翼系知識人は、みな親北朝鮮派だ。私は今度なんらかの事情で黒岩と出合うようなことがあったら彼の顔面につばを吐きかけてやりたいくらいです。そういうことでもしないと私の怒りの虫がおさまりません。

最後に拉致家族の方々に苦言を呈したい。皆さんは肉親の方を拉致され何十年と苦労されているのに、苦言を呈したりして大変失礼なことをして申し訳ないと思っています。一つだけお聞きしたい。あなた方は、北朝鮮サッカーチームの来日受け入れになぜ反対しなかったのでしょうか。日本政府が、北朝鮮のサッカーチームの来日を拒否すれば、世界中の政治に興味を示さない人々にも拉致問題を十分に宣伝できますよ。私にはなぜ沈黙していたのかわかりません。私はあなたがたが、あまりにも政治的な発言がなさすぎると思っています。北朝鮮の拉致事件は、せんじつめれば日本の国防問題です。あなたがたは日本に十分な軍事力があればとの思いは大変強いと思います。現在の日本の安保法の強化問題でもあなた方は賛成だと思います。なぜあなたがたは、野党、メディア、反日知識人らを批判しないのですか。「まともな事を主張しても国際的に通用しなければ、すぐに軍隊を派遣して拉致された家族救出作戦ができるよう憲法を改正してくれ」となぜ言えないのでしょうか。日本政府から支援金などのようなお金をもらっているから言えないのでしょうか。あなたがたは、日本の防衛上の問題について、日本の弱点をよく知っている人たちです。もっと野党、マスコミや反日日本人など徹底して批判して、おめでたい日本人に活をいれてくれたらと常日頃思っている次第です。
「現在の日本民族は、日本史上最低のいくじのない民族になりはてている。」と思うのは私だけでしょうか。

————
3 comments »

池田俊二 より:
2016年3月20日 6:54 PM
謹んで、「日本史上最低のいくじのない民族になりはてている」とのお言葉に同意します。

「国民全体が北朝鮮と戦う気がなくなってしまっている」も同感です。

朝鮮学校への補助金については、さういふ出し方・理屈があるのですね。如何にも黒岩知事のやりさうなことです。東京でも、嘗て美濃部亮吉といふ知事がゐて、朝鮮学校などの反日団体にバラマキまくりました。我ら都民が彼に3期・12年も知事をやらせたのですから、文句を言へませんね。今の舛添知事は少しはマシなのでせうか。いろいろな噂がありますが。

ストックホルム協議とやらで、北が拉致被害者について調査すると言つた途端、日本政府は制裁を緩和したのですから、サッカーティームを入国させるのは当り前でせうね。

「まともな事を主張しても国際的に通用しなければ、すぐに軍隊を派遣して、拉致された家族救出作戦ができる」も当然のことで、西尾幹二先生が以前提唱された、平壌の地理研究は、その意味
かと思ひましたが、それには憲法を改正しなければならないのでせうか。

拉致についての国民の関心が薄れてゐることは、いたるところから聞えてきます。地方で講演会を開いても、聴衆はパラパラださうです。御家族はお気の毒です。
私などには、なんの意見もありませんが、今後の趨勢を考へるために、注目してゐることがあります。それは、救ふ会のトップの動向です。彼も、その前任者も反日左翼から転向してきました。その理由は、風向きが少し変つて、当時 「拉致」の方が商売のタネにしやすかつたことだらうと、私は想像してゐます。その意味で、彼はバロメーターになり得ます。営業があまりやりにくければ、逃げ出すに決まつてゐます。 さて、どうなることでせうか。

なんの役にも立たない、不謹慎なことを並べ、申し訳ありません。

池田俊二 より:
2016年3月21日 8:07 AM
一つ書きもらしました。

このトップ、安倍総理大臣のブレーンとしてもかなり上位にあると言はれてゐますが、いや、それほどでもないといふ説もあるやうです。どちらなのでせうか。

10数年前なら、拉致問題に最も熱心な政治家といへば、誰もが安倍さんの名を上げたでせうが、最近はどうなのでせう。このトップとの関連と共に、興味のあるところです。

我々にとつて好ましくない人物が、安倍さんの許に集まつてゐるやうですね。

えんだんじ より:
2016年3月21日 3:28 PM
池田俊二さん

申し訳なくありません。ありがたい御言葉です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です