6、恐るべき日教組教育の成果
国民から日教組教育の弊害を指摘されて久しい。最近では産経新聞から「学校の先生が国を滅ぼす」という本が出版されて話題になっています。なんだかんだと批判されながらも日教組は、加入組合員こそ減っているが組織はびくともせず、数人の政治家を国会に送り込んでいます。今では日教組で育てられた人たちが父母になり、政、官、財、各界の第一線で活躍しています。日教組教育の多くの弊害の中で、皆さんはなにが一番大きな弊害だと思いますか。私は、最大の弊害は、子供たちに国家意識と愛国心の低さを身に付けさせたことだと思います。国家意識と愛国心の強さは、国家存続の基盤です。日本は今その基盤が緩んでいて非常に危険な状態です。
その国で生まれ、その国で育てば、自然とその国にたいする愛国心が生まれ、その国に対する意識、すなわち国家意識が生まれます。これは世界中のどこの国に生まれようと同じで、ある種の自然現象です。自然に生まれる愛国心や国家意識をさらに国の教育によってその愛国心や国家意識を強める。これが世界中のほとんど国々が行っている基本教育と言っていいでしょう。なぜ国がそういうことをするか、それは国家の存亡にかかわる基本だからです。
ところが日教組の教育は、日本で生まれ、育って自然に生まれる愛国心や日本人意識を強めるどころか完全に潰そうと教育しているのだ。その教育方法の代表的な例が二つあります。一つは、学校で君が代を歌わせたり、日章旗を掲げることなどまるっきりしてこなかった、だから生徒は君が代が歌えないのだ。二つ目は、歴史教育では日本は戦争を仕掛けて外国に迷惑をかけた悪い国、残虐行為をした悪い国、国家権力を使って暴力で従軍慰安婦にさせた悪い国などなど、日本という祖国に誇りを持たせないように教え込んでいるからです。こういう教育方法で育った人たちの恐ろしさは、すなわち現在、各界の第一線で活躍している人たちは、自分達が外国人に較べて愛国心や国家意識が非常に低いということを意識しないまま大人になってしまっていることです。そのため国家意識や愛国心の低い人間が政治家になってしまっているのだ。
逆の教育方法を考えて見て下さい。学校ではなにか行事があると日章旗が掲げられ、君が代を歌う。歴史教育や国語の時間その他で、日本の国のすばらしい伝統、文化、国の名誉、誇りなどが教え込まれたとしましょう。現在のように国家に対して無関心な国民になるでしょうか。多くの若い国民の無意識の内に潜む国家に対する無関心さが非常に恐い。現在の首相、鳩山は、選挙前に「日本列島は、日本人だけの所有物ではない」と語りました。これは彼の失言ではありません。彼のこれまでの政治活動の中で語られた言葉を観察すれば、彼のあの発言は失言ではなく確信であり信念なのだ。非常に危険な発言なのです。民主党が第一党になれば彼が首相になることは分かっていました。それでも民主党は第一党になり彼は首相になりました。
日本国民の多くが国家意識、日本人意識の高ければ、例え民主党が勝ってもあれほどの大勝になることはなかったでしょう。ここに現在の日本人の情けなさというか恐さというものを感じるのです。まさしく日教組は、日本国民から愛国心や日本人意識や国家意識を失くすことに成功したといっていいでしょう。日教組で育った人たちは、半ば洗脳されてしまっているために、自分の日本人意識や国家意識が低い、愛国心が低いということが気づかないのだ。スポーツの対外試合で日本が勝てば熱狂する、それだけで愛国心があると思っているのだ。それでもそういう人たちが、外国に住んだり、外国人と一緒に働いたり、あるいは自分で勉強して自虐史観から目が覚めたりして、初めて自分には日本人意識、国家意識、愛国心が薄かったかを悟るようになるのだ。それ以外の人たちは死ぬまでわからないのだ。
日教組が愛国心や日本人意識を軽蔑し、そのかわりとして子どもたちに教え込んでいるのが、「国境をあまり意識するな」、そして「地球市民」になれということです。「地球市民」などという新語を作っているがこれほどナンセンスな言葉はありません。国際社会は、市民どうしの付き合いでなりたっているのではない。国と国との付き合いでなりたっているのだ。それを証明するのがパスポートです。日本以外の国に行くにはパスポートは絶対必要です。パスポートがなければ即座に逮捕されます。国際社会が国どうしの付き合いの証明です。地球市民など日教組にしか通用しない言葉を子供たちに教えるなといいたい。この日教組がいまだに国の教育を牛耳っているのだ。日教組は、日本のゴキブリです。百害あって一利なし。すべて踏み潰さなければいけません。
7.主要マスコミの完全左翼化
戦後直後から日本の主要マスコミは、左翼支持者でした。それでも当時はマスコミにも国家意識は多少ありました。しかしここ十数年で主要マスコミは完全左翼化し、国家意識などなにもなくなってしまった。マスコミの代表とも言うべき朝日新聞やNHKは、完全に親中韓反日になってしまいました。それだけ支那や韓国のスパイ活動、暗躍が功を奏してきた証拠です。危機管理に無関心な日本国民は、あれだけの日本人が北朝鮮人によって拉致され、生死のわからない人が沢山でているにもかかわらず、支那がスパイ大国でもあるにもかかわらず、スパイ防止法を制定しようともしないのだ。スパイにとって相手国のマスコミを支配することが最大の目標です。支那は、その目標を達成したようなものでしょう。朝日新聞やNHKは、支那の新聞社と放送会社と変わらなくなってしまった。
今年の4月には、NHKは、スペシャル番組「JAPANデビュー 第一回アジアの一等国」というタイトルで日台関係の歴史を放映しました。史実の捏造歪曲が激しく支那がこのように放映して欲しいという意向にそった放映内容だったので一般庶民が激怒。最初のデモで1300名の参加がありました。NHK関連のビルを人間の手の鎖で囲みましたが、テレビや新聞で一切報道されなかった。その後NHKデモが計六回行われましたが、一切テレビや新聞で報道されていません。ただし、怒りに駆られた一般市民、一万人以上がNHKを放送法違反で裁判に訴えました。放送法の一部を紹介しましょう。
1.公安及び善良な風俗を害しないこと。
2.政治的に公平であること。
3.報道は事実を曲げないこと。
4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
この放送法を読めば分かる通りNHKは放送法違反の常習犯であることがこれでわかります。あまりにも歴史、特に近代史の報道が偏り過ぎているために、今回のスペシャル番組「JAPANデビュー」で我々の我慢が爆発したのだ。この集団訴訟ケースだけは新聞に掲載されました。私もこの訴訟に参加しようと思いましたが、私はNHKに視聴料を払っていないので、訴える権利がないのではと思いやめました。このNHKデモは、完全に無視されましたが、一万人以上集団訴訟が実現したし、またこのスペシャル番組「JAPANデビュー」は三年にわたって放送される予定でしたが、抗議が大きかったので今のところ放送中止になっています。デモは全くテレビなど放送されませんでしたが、少なくとも我々のデモは効果があったのだ。
最近では、先月11月14日(土)東京で外国人地方参政権賦与反対のデモがありました。地下鉄、三越前駅近くの常盤公園に集まり、そこから銀座を通り日比谷公園までデモ行進。私はちょくちょくデモに参加していますが、これまでの最多、2400名がこれまた最多の日章旗を掲げて大行進をしました。デモ後は有楽町マリオン前で街宣車上から著名な知識人、現役及び前政治家などが次々に演説をした。しかし当日の夜のテレビでは、各局一切報道せず、翌日の新聞でも報道せず。完全にマスコミに無視されました。そのくせNHKテレビにいたっては、天皇即位奉祝20年式典を放映しながら、わずかな集まりである天皇制反対のデモを放映していました。そして先月23日には、朝日新聞は社説で、公式に外国人参政権賦与に賛成を発表しました。11月30日号の雑誌「アエラ」有楽町マリオン前の街宣活動を写真入りで報道したという話です。
これは余談だが、私が最近デモに参加してつくづく思うのは20-30代の若い人の参加が多くなったことだ。この外国人地方参政権付与反対デモ、本当に若い人が多く参加していました。嬉しい限りです。私は偶然、年寄りと一緒にデモ行進していましたが、彼は86歳、恐らくデモ参加者の最高年齢でしょう。彼は、「祖国が段々遠くなる、日本が日本じゃない国になっていくようだ」と嘆いていました。
このNHKデモや外国人地方参政権賦与反対の大デモがテレビや新聞に一切報道されなかったということは、反支那、反韓国に関する騒動は一切報道しないということです。これほどの異常事態はいままでありません。支那のスパイがほぼ完全にNHKや朝日という日本のマスコミの両翼を掴んでしまったのは間違いないでしょう。支那の狙いは日本のマスコミだけではありません、皇室にもスパイの手が及んでいます。11月16日号の週間文春、そのあとの産経新聞によると、11月11日、学習院創立百周年記念会館で、中国人民解放軍総政治部歌舞団による中国オペラ『木蘭・ムーラン』の特別公演が行われた。
そのVIP席には皇太子殿下と歌舞団の団長であり、また胡錦濤の有力後継者でもある習近平国家副主席の夫人とが隣り合わせの席で観劇していたのだ。宮内庁は報道自粛の通達を出していた。私にいわせれば皇太子殿下がなぜ人民解放軍の主催するオペラの観劇したのかまったく理解できません。自衛隊でも音楽祭もあります。皇太子殿下は、自衛隊のあらゆる行事に参加したことはありません。それがどうして人民解放軍の行事に参列したのでしょうか。国粋主義者たちは、殿下のお付の人たちを非難するでしょうが、私は殿下の見識を疑います。皇太子殿下がロボットでは困るのです。もし皇太子殿下が人民解放軍のオペラということを知らなかったとしたら末恐ろしさを感じます。いずれにしても支那側は、皇太子殿下に近づくため、あるいは利用するためにあらゆる手段を使って暗躍したに違いありません。
こうして我々一般市民の反支那、反韓国に対する言論、行動は一切報道されず、多くの国民は、特に地方の人たちは、マスコミの徹底した偏向報道に気づかないでいるのだ。これほど危険なことはありません。
8.保守政治家の人材難
現在の自民党の党首、谷垣を初め石破など首脳陣のほとんどが自虐史観派です。田母神氏のような意見を主張したらすぐにでも更迭しようとするばかりの人たちです。前にも触れましたが自虐史観で国論を統一しても日本の復活は絶対にありません。村山談話や河野談話をはっきりと間違いだと指摘し、マスコミや、左翼の反対、支那や韓国かどんな反対があろうとも自分の信念を押し通し、例え暗殺されようとも国家のために働く。こういう信念を持った信頼できる真正保守の指導者が必要です。残念ながらそういう指導者が見当たりません。多くの保守の政治家は、二世、三世が多く、彼らは留学して英語が達者でスマートかもしれませんが、父親に較べて迫力もなく、とにかく気概で劣ります。ちょっと苦しい目に会うと立ち向かう姿勢がなく、無難に避けようとするばかりだ。結局大勢に順応しようとする結果になります。保守政治家の人材難不足は深刻です。若い政治家は、日教組の影響で「君が代」も満足に歌えないのだ。こんな国は日本だけでしょう。こんど選挙の時には、若い政治家が街頭演説するときには、まず最初に「君が代」を歌ってみろと声をかけてやったらいい。
9.日本国民の政治見識の低さ
私は前からブログでも主張してきましたが、日本国民は先進民主主義国の中で政治見識は最低です。私はもう70歳過ぎていますから沢山の国政選挙に投票してきました。沢山の選挙を経験してきたから国民が選挙に関して利口になったかといえば、全く変化ありません。どいうところに変化がないかといえば、国民の多くは情緒やムードで選挙するのです。民主党がいいとなれば、民主党から立候補すれば,誰彼かまわず当選させてしまう。自民党の小泉がいいとなれば、自民党から立候補すれば、誰彼かまわず当選させてしまう。すこしでも論理的に考えて投票すれば、極端な投票結果があらわれるはずないのだ。
日本国民は政治家の犯罪には実に寛大です。自分の勤める会社の同じ部署で、有罪判決を受けた犯罪者が出たとしましょう。執行意猶予付でも犯罪者は同じ部署では働けないのではないでしょうか。また刑が終わった時点でもその犯罪者は、元の部署にもどって働くことなどできないでしょう。ところが政治家になると犯罪で有罪にでもなれば、その直後は選挙で落ちることが多いが、二、三年たつともう禊が済んだと言って平然と当選させるのです。政治家は犯罪起こしても致命傷にはなりません、庶民は犯罪を起こしたら致命傷です。これが逆になって当然ではないのですか。社民党のバカ女、辻本清美は、有罪判決を受けた犯罪者なのに堂々と当選してくるのだ。
現在マスコミは、完全左翼化の媚中韓派です。多くの国民が、マスコミから大きな影響を受けるでしょう。そうならないためにも、メディア リテラシィーという言葉がありますが、現在の日本は、この言葉の普及がいそがれます。メディア リテラシィーの説明をしていると長くなるので省きますが、要は、マスメディアが伝えることは、正しい報道であるとは断定できません。ましてやマスメディアの主張に合わせてコメントするコメンテイターは、皆まちがいなく大馬鹿だということです。皆テレビに出たいためにテレビ側の主張の歩調合せているのにすぎないのだ。
現在の鳩山政権を見ていて我々の年代が思いだし、不安がるのは美濃部都政の悪夢だ。石原都知事も語っていたが、美濃部都政の国政版になっては困るというのだ。1970年前後にわたって三期勤めた美濃部亮吉というと都知事がいた。彼は東大出のマルクス経済学者、父親も有名な経済学者、社会党所属、見るからに良い家柄出を彷彿させる人物像、美濃部スマイルと言われ女性が夢中になった。都知事初当選時の対立候補が、自民党の秦野章。彼は美濃部とは対照的な経歴だ。夜間の高等学校出で日大夜学部を卒業し、彼は私大出で初めて警視総監にまでなった男だ。私は都民ではなかったが学歴のない人間だから男げのある秦野を応援した。選挙結果は、なんと美濃部の圧勝。美濃部は、日本の選挙史上最多の獲得数、361万票以上も獲得した。大学で教鞭をとっていただけの男です。他になにも経歴なし、美濃部スマイルの人気だけで360万以上の票を獲得させたのだ。都知事三期間に確か石原慎太郎が美濃部に挑戦したが勝てなかった。そのくらい人気のある男だった。ところが美濃部は都知事三期間になにをやったかと言えば、福祉のバラマキ、三期目で都知事を退任する時には、東京都に莫大な借金を残してぼろぼろになって退任だ。
現在の鳩山も福祉のバラマキと景気悪化の税収不足で今年度は史上最高額の53兆円を超える国債を発行した。民主党政権が終わる頃には、天文学的な莫大な財政赤字を出して消えていくのではないか。いずれにしても鳩山を選だのは国民だ。国民がそのつけを払うことになる。国民は苦労人より家柄のよさのほうが好きなのだ。だから二世、三世を続々と当選させるのだ。私は日本国民の選挙姿勢を見ていると日本には、民主主義制度はむかないのではないかと思う。国民はまるでおとなしい羊の群れのようだ。右向け右と誰かが叫べば、ぞろぞろと右に向き、左向け左と言うとおとなしく左に向く、すなわちマインドコントロールされやすいのだ。そのため簡単にマスコミにいいように扱われるのだ。他人の動向を気にせず自分の考えを持って行動しろといいたい。政治家の質は、国民の政治見識の表れなのだ。
10.怒りを忘れた日本国民
国家意識の低い現在の日本国民は、完全に怒りを忘れてしまっています。特に外交関係では完全に日本人は牙をぬかれたおとなしい動物になってしまった。まさに怒りを示すことができない羊の群れだ。なぜ日本国民の多くが朝鮮総連の事務所に大デモをしかけないのか。以前は多くの人々が拉致集会に集まった。しかしそれが朝鮮総連への激しい怒りのデモにならなかった。北京オリンピック時の長野での聖火リレーで支那人たちが起こした騒動で多くの日本人が負傷した。長野市民は、大群衆で支那人を叩きのめそうともせず(外国ではそうなる)、傍観した。日本の警察は逮捕もせず傍観した。東京の支那大使館は、多くの日本人デモに押しかけられることもなかった。尖閣諸島での石油盗掘、なぜ大デモをしかけない。外国では抗議の表れは大きなデモで意思表示します。現在の日本国民は、日本のことはどうなろうとほとんど関心ないのだ。自分の生活さえよければそれでよいのだ。拉致事件が長引いて、拉致家族がかわいそうだ。朝鮮総連事務所に何度も、何度も大挙してデモに押しかけて当然なのだ。
もうすぐ日本の捕鯨調査線船が出航します。それに備えて今年もグリーンピースのシーシェパードが日本の調査船を妨害します。その妨害も昨年よりはるかに強力で脅威だ。妨害船を二艘増やし放水砲まで備えているのだ。スペインの闘牛を見ろというのだ。娯楽のために剣でもてあそんで牛を殺すのだ。闘牛にはなにも文句を言わず、調査船にはまるで武力闘争顔負けの暴力をしかけてくる。これはまさに人種差別ならぬ文化差別だ。それでも彼らは使命感を持って抗議してくるのだ。オーストラリア人の支持で資金は豊富です。迎える日本は、おとなしい抗議をしても無駄です。オーストラリア大使館からオーストラリア人が一歩も外に出られないくらい脅しをかけなければだめです。要するに怒って行動しなければダメなのです。私は日本国民に聞きたい、対馬が韓国のものになっても、尖閣諸島が支那のものになっても、外国人地方参政権が合法化されても、口ではぶつぶつ言いながらでも黙って眺めているつもりですか。あなた方は、日本が一体どういう目に遭わされたら怒りを表すのだ。自分のことばかり考えないで、少しは国家のことを考えてみたらどうですか。今の日本は自滅しかかっているのだ。
追記:先週にも書きましたが、このブログをもっと精査し修正して、自分の本の一部に使用するとか、雑誌の論文に投稿するとか、自分の講演に利用するとか考えていますので、この記事の転載は、一切厳禁とさせていただきます。よろしく御願いします。