教育を良くする神奈川県民の会

先月6月29日(土)に、このブログ記事を載せました。これを読んだ読者もいました。しかし、日曜日夜遅く、自分のブログを見たらこのブログが、どういうわけか消えていました。私のブログ管理人に聞いたら理由がわからないからもう一度載せてみてくれと言われたので、もう一度載せます。
引用開始
今月、6月22日(土)、上記の会の定期総会と講演会が開かれた。この会は、神奈川県内にある33の保守系団体からなっています。「つくる会」神奈川県支部の保科支部長が副代表の一人になっています。しかし「つくる会」の会員たちは、あまり積極的に参加していないようです。実際に会の運営の常連者には、育鵬社支持者が多いいからではないでしょうか。今回、私はこの総会と講演会に参加しようとしました。なぜか、講演者が「つくる会」会員から天敵のように嫌われている八木秀次氏だったからです。これまでに八木氏は、何回か神奈川県内で講演をしていたと思います。しかし私は、一度も彼の講演は聞いていません。彼が「つくる会」の人たちから徹底的に嫌われていることを知っていたし、また彼の評判の悪さも知っていましたが、それはすべて他人から聞く間接的なものだったからです。だから彼の講演があると聞いても、それほど聞きたいと思わなかったので、会場に行く気もしなかった。

ところが今回、「保守知識人を断罪す。『つくる会』苦闘の歴史」という本を書いて、八木秀次氏が「つくる会」内部でなにをしたか、また彼の人間性がはっきり自分で認識できたのです。彼の講演の時には、彼に痛烈な皮肉のきいた質問をしてやろうと思っていた。そこで6月22日、講演会場に行った。ついでに本も売ってやろうと本を自分で運ぶ、重いおもいをしながらでかけた。会場で毎月最低一度は会う顔なじみの二人に会いました。「八木氏とは因縁のあるあなたの気持ちは、充分わかりますが、講演者にあまりにもめいわくをかけるような言葉をはいてくれるな」と言われました。「迷惑をかけませんよ、しかし本を売らせてください」と言ったら、「いや、本も売らないでくれ」と言うではないですか。つれの「つくる会」の人と「どうしょうか」と相談したら「今回はとりやめておきましょう」というので、私は総会報告だけ聞いて会場をさりました。後日、「本を売らないでくれ」と言った当事者からメイルがはいり、「講演者が私の本の張本人なので売るのをやめていただきました」という多少わびをこめたメイルでした。

私は、育鵬社支持者に敵意を持っているわけではありません。育鵬社支持者に二つのことを知ってもらいたいのです。一つは、八木氏一派が「つくる会」内部で何を実際におこなったのかということです。ほとんど誰もなにも、知らずに育鵬社を支持しているからです。それを知っていると言ったり、あるいは、こちらの主張には、一切耳を貸そうともしない人もけっこういるのです。もう一つは、現在反日日本人がわんさといます。そんな中で真の日本人とは何か、真の日本人の踏み絵となるものはなにかと言うのです。それは簡単に言えば、「従軍慰安婦」を信じないこと、「南京事件」を信じないことではないでしょうか。ところが育鵬社は、南京事件をあったことにしているのです。育鵬社の皆さん、それでもいいのですか。あなたがたは、真の日本人ですか。櫻井よしこ氏も渡部昇一氏も南京事件否定論者です。それでも二人は、フジサンケイグループに気兼ねして育鵬社を非難しようとしないのです。二人だけではありません、ほとんど保守知識人が非難しようとしないのです。こんな状態で日本の保守陣営一丸となって、南京事件についてシナと戦えますか。育鵬社支持者のかたがた返事できますか。
今回の八木秀次氏の講演では皮肉な質問をすることも、本を売ることもできませんでしたが、今後も彼が神奈川県内で講演する時は、かならず私は講演に参加し、まともな質問をぶつけ、本を売るつもりでいることを神奈川県の育鵬社支持者関係者に伝えておきたいと思いこのブログを書きました。
引用終了

————
11 comments »

terag3 より:
2013年7月2日 4:53 PM
えんだんじさん

やっと更新したブログを見つけました。これぞ、「炎男爺」の真骨頂!
遠慮なく、がんがん、吠えて下さい。応援します。

遠暖児 より:
2013年7月2日 9:12 PM
本を売ることはできなかったとしても、質問はしようと思えはできたのですよね。

えんだんじさんは意外と慎み深いですね。

30日の本部の総会では大暴れすると思ってましたが…。

えんだんじ より:
2013年7月3日 7:46 AM
terag3さん

応援ありがとう。そうですね、がんがんやりましょう。

古山 より:
2013年7月3日 8:56 AM
えんだんじさん

The pen is mightier than the sword.

世の中には派閥、組織等をバックとした一種の権力(the sword)を振りかざす輩がごまんといますが、負ける訳にはいきませんね。
引き続き応援しております。

えんだんじ より:
2013年7月3日 5:51 PM
古山さん

応援ありがとうございます。はげみになります。
闘争心旺盛さが私のとりえですから。まだまだがんばります。

こーちゃん より:
2013年7月3日 6:53 PM
前の記事消えたようですが…
私のコメントはご覧になったでしょうか?
たまにしか書かないものですから・汗!

えんだんじ より:
2013年7月4日 7:43 AM
こーちゃん

「保守知識人を断罪す」に対するコメントはいただきました。そのお返しのコメントも私からしています。ブログの右側のコラム、「最近のコメント」を見ていただくとわかります。「教育を良くする神奈川県民の会」に対するコメントは、今回のコメントが初めてです。これも右側のコラム、「最近のコメント」を見ていただくとわかります。

千村 より:
2013年7月9日 2:16 AM
本部総会でえんだんじさんの発言を封じた執行部の言論封殺
および事務局の総会運営は許せません。
刷新が必要です。

えんだんじ より:
2013年7月9日 2:17 PM
千村さん

ブログへのコメントありがとうござます。
このような発言には、とても勇気づけられます。

稲垣秀哉 より:
2013年7月22日 3:37 PM
貴著、二日前に読了致しました。

八木氏の人脈やフジサンケイグループの反「つくる会」行為に対する疑惑は尤もだと思います。中韓による工作の影響も大きいでしょう。

 ただ、今年になって判明した「つくる会」側の部分的盗作は残念でした。大きな失点だと思います。つけ込む隙を与えてしまった。せっかく法廷で争うことで一致したのに、足並みが乱れてしまい残念です。

 とは言え、相手側の犯罪行為、不道徳行為が相殺されるわけではありません。特に「南京大虐殺」を認めているというのは許せない。

 先生が指摘しておられるように、保守論壇の重鎮達がこの欠陥教科書を支持しているのが解せないですね。教科書の採択の為、戦略的に容認しているのでしょうか。だとすると、戦後日本人が犯してきた過ちを繰り返すことになり、教科書改善運動の趣旨が失われしまいます。

 

えんだんじ より:
2013年7月24日 8:16 AM
稲垣秀哉さん

稲垣さんの最後の文章などは全くその通りで、保守知識人には、本当に失望してしまいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です