シェリル・サンドバーグ

シェリル・サンドバーグ、彼女は、夫と8歳と5歳の二人の子を持つ身だが、グーグルで6年は働き、SNSの世界最大手、フェイスブックにスカウトされ、現在フェイスブックのCOO(最高執行責任者)。彼女の年収は、23億円、フェイスブックの創立者、ザッカーバーグを越えたと言われています。その彼女が本を書いた。英語の題名が「LEAN IN」、日本語タイトルが「一歩前へ踏み出せ」。この本の中で彼女は、女性はもっと積極的に自己主張し、家事のできるライフパートナー(夫)を見つけ、昇進や成功を目指し、キャリアをあきらめてはいけないと主張しています。要するに彼女は、現在のアメリカを代表する時の女なのです。アメリカでも日本でもそうだが、キャリアウーマンとして大成功している女性は、自分と同じように努力すれば、女性は誰でもビジネスキャリアで成功すると思いこんでいる女性が多いことです。だから彼女の本は、好評も悪評も満ちているのは当然のような気がします。その彼女が、今週の火曜日(7月8日)NHKの「クローズアップ現代」に出演し、女性キャスターのインタビューを受けていた。

彼女に言わせると、アメリカでもこの10年間女性のビジネスリーダーの数は、完全に横ばいで決して増えてこないというのです。それはアメリカでも社会のリーダーは、男性に、女性は家庭を守るという固定観念にしばられているというのです。そこでNHKは、ここぞとばかりに日本の女性の社会進出の遅れは、致命的で、男性の家事負担も先進国の中で最低と日本の遅れぶりを強調しているいのです。最後に女性キャスターが彼女に、「あなたの夢は何ですか」と聞いたら「完全な平等、すなわち男女の完全な平等です」と言うではないですか。ここまでくると彼女の人間観と私の人間観との違いを意識せざるをえません。

私の人間観。動物にオス、メスがいるように人間にも男と女と呼ぶ動物がいます。この呼び方は正しいと思います。ところが男も女も一緒にして人間とか人類とか呼ぶのは間違っていると思います。なぜなら男と女とは違う動物だからです。正しく呼べば男類と女類と呼ぶべきなのです。男と女は違う動物ですから100パーセントお互いに理解しあうことができないのです。決定的な大きな違いは、女は子供を生まなければならないということです。日本人の祖先は、何千年という暮らしの中から女性は、若いうちでないと子供ができなくなるということを体験的に知り、そこで結婚適齢期とう言葉が生まれたのです。それが結婚適齢期という言葉は、過去のいわゆる「女性蔑視」につながるイメイジとして徹底してきらわれ、使われなくなってしまった。そのためでしょう、現在の女性は、ごくごく最近まで初産でも40歳すぎても子供が簡単に生まれると思っていたのだ。ところがつい最近、結婚適齢期とう言葉が正かったことが医学的に証明されたのです。すなわち若い女性は、年を取ると共に「卵子の老化」が進み妊娠できにくくなることがわかったのです。いったん老化した卵子は、若返ることは絶対にないとうのです。
従って女性というものは、若いうち、仕事や運動を長く続けられない宿命になっているのです。あまりにも男と女、不平等だとわめいてもしかたがないのです。また男と女ではスポーツで一緒に競争することできません。このように20歳になったら男女とも選挙権を得られるというような制度的な平等いつでもできますが、男と女の持つ本質的な体質の違いで完全な平等はあり得ないのです。だから過去数千年、男の世界、女の世界があったのは当然の結果なのです。それがたかがこの数十年で男女平等が花盛りになり、男の世界、女の世界が完全に喪失してしまいそうです。要するに男も女も男の世界、女の世界にどっぷりつかるということができなくなったためでしょう、現在の若者にうつ病というような精神病が増えてきている一つ原因は、そのせいではないでしょうか。男女平等は、競争社会をさらに厳しいものにしていることが気付かないのです。気付いても時代遅れといわれそうで言えないのではないか。シェリル・サンドバーグが、完全な男女平等の実現が夢なら、私の夢は、男の世界、女の世界の復活です。話はちょっとそれますが、私の年代の男どもは、日本の古き良き時代の文化とまともな家庭の躾に育まれた日本女性を妻にすることができた最後の幸せな日本人男性ではなかろうか。そう思うとすっかり年をくって婆さんになった我が女房もかわいく見えるものです。今頃の若い日本人男性、これからの日本人男性が気の毒、多くが自殺していくのも無理はないと思うこのごろです。多くの若い男女が、男の世界や女の世界がなくなり、気のやすまるところがないのだ。

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4 comments »

terag3 より:
2013年7月14日 12:55 PM
えんだんじさん

シェリル・サンドバーグ女史が年収23億円のビジネスリーダー
になったそうですが、それがどうしたという感じです。

そして彼女の理想は「男女の完全な平等」だそうですね。
それはあくまでも理想であって現実にはなりえません。

また巷における解説では「男女同権=男女平等」だそうです。

男女同権、すなわち男女の権利は差別なく同じだと言うのは
理解できますが、男女平等などあり得ません。

動物も人間も、オスとメスがいます。当然です。
この当然なる事実を、男女平等にすると言うのは戯言です。

地球上の生物、特に人間は男女それぞれの性差を認め合い
役割を分担して、協力し合って生きるのが理想の社会である
と思っていますが如何でしょうか?

えんだんじ より:
2013年7月15日 10:41 PM
terag3さん

全く同感です。

森 武蔵の守 より:
2013年8月23日 3:48 PM
 私もterag3さんに、全く同感です。
 自衛隊にも、また海運、航空の世界にも、今まで圧倒的に男性しかいなかった世界に、女性が入ってきています。
 私どもが20代だった頃、自衛隊内の女性はPX(売店)のオバちゃんか、事務職に何人か見かけるのみでしたから、たまの日曜外出では、街行く全ての女性が、それはそれは皆美人に見え、心ときめいたものでした。
 それから何十年かたち、同期会を自衛隊で開いたおり、遠方に訓練風景が見えたので、寄って見れば、なんと小さな虚弱な新兵か!腰ばかりがでかいではないか、と近くによって、さらに仰天。これがうわさに聞く婦人自衛官かと、心底驚いたものでした。
 一般的に女性の方が男性よりまじめで、学科もよく勉強しますから、若くして指揮官になる女性たちも多く出ています。 しかし、これでほんとにいいのか?米軍に比べれば、火力も輸送力も圧倒的に劣る我が日本の自衛力で、よもや戦場に女性兵士を置き去りにすることの、何たる断腸の恐怖かを、まじめに考えたことがあるのだろうか?いや、少なくとも第一線の戦闘地域への投入はしないことは判っていますが、余儀なくされることもある悪夢を、仮想敵である近隣諸国の、露中韓の、「虐殺文化=屠殺文化」を有する兵士たちに、オーバーラップしてしまうのです。これも「男女平等」の恐ろしさです。
 「男女平等」は決して、女性も男性も幸福にはしません。最近米軍は、女性兵士の戦闘投入に、男女の性差を無としたようです。米国発のウーマンリブ運動は、一体米国女性をどれだけ幸せにしたのでしょうか?
 平時の優秀な指揮官は、女性にも多く存在します。しかし優秀な彼女らに求められるのは、任務のためには命を捨てることです。緊急事態になれば、部下たちは必ず指揮官の横顔を盗み見し始めます。この時、命を捨ててかかっていなければ、いっぺんに部下たちに見透かされてしまいます。
 こんな覚悟を、絶対に女性達に求めたくないと、多くの男性達は考えています。それよりも、生命の誕生と育みと、いつくしみを願っていればこそ、後顧の憂いなく、男は死ねるものです。一般的に、出来た指揮官は、口には出しませんが、男は消耗品であり、俺の代わりなど、いくらでもいると深く覚悟を決めているものです。死の匂いのない指揮官には、男の部下は本能的についてきません。彼らをして「うちのおやじと心中してもええ」くらいの気持ちにさせねばならないものです。
 特に日本の男は、母親の愛情を目いっぱい受けて育ってきており、かかる男子ほど勇敢であり、良い家庭の出身者とすぐ判ります。特攻隊の遺書は、ほとんどが女性、それも母親、恋人、姉妹の幸せを祈る感謝の思いに満ち溢れています。
 どうかこれからも、日本男子が、世界一優しく勇敢な男でいられますよう、街行きすれ違う日本の女性方々に、祈らずにはおれない老いの身の、今日この頃なのであります。ありがとうございました。

えんだんじ より:
2013年8月24日 7:33 AM
森の武蔵の守さん

森さんに全く同感です。どうも日本人には、アメリカ人がやることは。なんでも正しいと思いこむ人が多すぎるのではないか。だから憲法を廃棄もできなければ、改正もできないのだ。心理的にアメリカへの奴隷根性が深くしみついているのです。

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