先月11月2日のブログで、「大東亜戦争は、アメリカが悪い」の英文版「The USA is responsible for the Pacific War」を9月末から日本に駐在する外国の大使館や領事館に郵送し始めたと書きました。現在、アメリカを除いて全部で185ヶ国の大使館、領事館に送りました。アメリカを除いた理由は、ケネディー駐日大使がまだ日本に赴任していなかったからです。その後赴任しましたが、赴任したばかりで送っても非常に忙しいから、少し落ち着いてから送った方がいいだろうと思っていました。赴任を待っている間にA4の紙一枚の手紙を本の表紙の裏に入れて送れば「ゆうメール」、即ち340円で送れるから手紙を書くことに決めました。外国の大使館、公使館合計185ヶ国に送った時には、すべて共通の送り状をつけて送りました。今回この本の送り先の本命は、アメリカなので、新任大使が私の本を読まなくても、せめて私の書いた手紙ぐらいは、読んでもらいたいというのが私の率直な気持ちです。
そこで筆をとりましたが、いざ書こうとすると何を書いてよいやら具体的なアイデアが浮かびません。一枚の紙にまとめて書き上げるのもなかなか大変です。何を書いてよいか悩んでしまいました。ケネディー大使は、私の本を読まないケースが十分にあり得ます。そこで手紙だけなら読んでくれるケースが十分にあり得るので、本を読まない場合を考えて、手紙にはこれだけは訴えたい、その訴えたいものを一枚の紙に書くことにしました。試行錯誤しながらあれや、これらを書き連ね、それを完結にかつ明快にまとめることにしました。書き終えた段階で、他の人はどう思うか気になり友達にみせました。すると彼は、まるで私がケネディー大使にけんかをしかけているようだ、もう少し柔らかく書けないかと言われてしまいました。私は、そう指摘されるのはむりないと思っていました。なにしろいざ書くとなると、私の思っていることをずけずけと書きつらねるのがくせであること、もう一つは私の英作文の作成能力がとぼしいこと。しかし業者に頼んで手紙をかいてもらうことはしませんでした。出版となれば業者にお願いしますが、手紙なら自分の実力で書いて、少し位品性を欠いても自分の実力だからしょうがないと思っていました。色々訂正、追加、書き直しをいれて書きあげたのが以下の英文の手紙です。
Dear Mrs. Ambassador
Welcome to Japan.
I hope you to understand that this letter and my book are not sent you to lead your hostility to us.
This letter concerns the historic view for the Pacific War. You have already your view for the Pacific War. The book enclosed is my view for the same war. A leading survey report in the USA says that the President Roosevelt is very popular among American people. I can not understand American people’s mind.
The President Roosevelt could not understand that Japan was a bulwark for the Communism in China and other Asian countries at that time. On the contrary, he cooperated with the Communism country, the Soviet Union. He went to war with Japan and won the war. He contributed to the Communism’s development. However, the USA lost all business trade in all China. Moreover the USA had to go to war with communist countries, that is, North Korea and North Vietnam assisted by the Soviet Union in order to avoid communism expansion in these countries and other Asian nations.
The USA did not only win these wars but also suffered about 100,000 American soldiers’ casualties.
Although the President Roosevelt died before the Pacific War ends, the above mentioned disastrous loss was due to Roosevelt war policy to Japan. In spite of these historical facts,
why Roosevelt was so popular among American people. The reason which can be thought is America’s historical background, that is, the racial discrimination for colored people.
No matter what may occur, the USA had to destroy Japan. This was their white’s destiny.
That is the reason why USA is not able to explain American people why they were going to war with Japan.
From now on to establish the future good relationship between the USA and Japan, I think the USA might not control Japan under the USA’s historical view for the Pacific War. Neither the USA nor Russia will refer to the Cold War each other.
Your reading my book will be much appreciated.
I hope that you will have a wonderful time while you are staying in Japan.
Very truly yours
T. Suzuki
念のため、この手紙の簡単な和訳をつけておきます。
「私は、日本国民に対して貴女の敵愾心をあおるためにこの手紙と本を送ったものでないことを理解していただきたいと思います。この手紙は、太平洋戦争に関するものです。貴女はすでに太平洋戦争史観を持っておられると思いますが、この同封した書物は、同戦争に対する私の戦争史観です。
アメリカの一流会社の調査結果によりますと、故ルーズベルト大統領に対するアメリカ国民の歴代大統領に対する人気度が非常に高いことがわかります。しかし私には、アメリカ人のこの高い人気度を全然理解できません。彼は、当時の日本がシナやアジア諸国への共産主義伸張の防波堤であったことが全然理解できていません。それどころか彼は、ソ連と協力さえているのです。
彼は日本と戦争し、日本を負かして共産主義の発展に貢献しているのです。
アメリカは、日本に勝利したが、シナにおける全ての商売利権を失い、さらにアジア諸国の共産主義発展を阻止するために、ソ連の支援を受けている北朝鮮と北ヴェトナムと戦争さえしているのです。アメリカはこれらの戦争に勝てなかったばかりか、十数万の味方の兵士の死傷者をも出してさえいるのです。大東亜戦争終了前にルーズベルト大統領は、死にましたが、しかし上記の悲劇的損失の原因は、ルーズベルトの日本への戦争政策によるものであった。これらの歴史的事実にもかかわらず、なぜルーズベルトは、アメリカ国民の間で人気が高いのか。考えられる理由は、アメリカの歴史的背景、即ち有色人種に対する人種差別です。
例えどんなことが起ころうともアメリカは、日本をつぶさねばならなかった。これが白人の宿命なのです。アメリカ政府が、なぜ日本と戦争しなければならなかったのかアメリカ国民に説明できない理由がこれなのです。
これからの良好な日米関係を築くためには、私は、アメリカはアメリカの太平洋戦争史観で日本を管理すべきでないと思っています。アメリカもロシアも冷戦についてはお互い言及しあうことはありません。
もし貴女が私の本を読んでいただけたら、これほどよろこばしいことはありません。貴女が日本に赴任している間、すばらしい時間を過ごされるよう心から望んでおります。」
この手紙は、まだアメリカ大使館に送られてはいません。12月はクリスマスや年末年始の休暇でケネディー大使が日本にいないのではと思ったからです。そこでこの手紙は、来月一月半ばごろ郵送するつもりです。そこで皆さんにお願いがあります。もし読者の中に、自分だったらこういう手紙を書くとか、あるいは私の手紙の中にこういう文章をいれてみたらとか、何かアイデアがありましたらどうぞ遠慮なくお伝えください。もし公開するのを躊躇するようでしたら、私のブログの左側コラムの一番上に「お問い合わせコーナー」があります。そこ利用すると公開されず、私あてへの直接メールになって私のところに届きますので、ぜひご利用ください。
これが今年最後の私のブログです。皆様、今年もありがとうございました。来年も引き続きご愛読されますようお願いいたします。それでは皆様良いお年をお迎えください。