ついに「大東亜戦争は、アメリカが悪い」再出版決定。

上記の本を11年前に自費出版した。出版した7月から12月までのわずか5か月間に示された読者の好反響の詳細をえんだんじのブログで「大東亜戦争の思い出」(1)平成27年6月6日、(2)6月20日、(3)7月4日、(4)7月18日と4回続けて書いた。出版一年後の7月に千部(合計三千部)を出版後、半年あまりで出版社、碧天舎が倒産した。倒産した直後では、再出版しようとする出版社がなかなか現れないのはわかるような気がします。しかし倒産後もう10年も経った。また私も有名な保守知識人の紹介を受けて出版社にあたり、本を読んでみてくださいと本を送った出版社も何社かありました。この本は良い本だから読んで貰えれば、再出版する出版社が容易に現れるだろうと思っていたが、全く現れなかった。その原因には、私にあるのだと思いはじめたのだ。私は大学で歴史を学んだわけでもなく、大学どころか私の最終学歴は高卒です。しかも仕事で誇れるほどの経歴も全くなし、要するに一しがない定年サラリーマンに過ぎないのだ。こんな経歴の持ち主が書いた分厚い歴史評論など、いくら出版早々売れたたからといって、出版社の担当者が積極的に読む気になれない、また本も厚いのだ。私には誇る物が何もない社会的経歴では、出版社の担当者に読む気を越させなかったのでしょう。
また一方、私は若い時から色々ハンディーの多い人間、人が五年でできることを自分は10年かければできるだろうと、そのとき私に目がでていなくてもいずれは自分にも目が出てくるだろうと努力してきた人間です。しかしこんな生き方ができるのも若いときだけ。現在77歳になった老人ではできません。死とか病がかってに向こうからやってくるのだ。私の人生の賞味期限もあと10年あまりだ。今年は私の私小説、「えんだんじ・戦後昭和に一匹狼」が出版されるので、80歳ぐらいまでにもし再出版の話がなければ、私の人生の最後の仕事として「大東亜戦争は、アメリカが悪い」をもう一度自費出版しようなどと考えていたのだ。そんな時突然再出版の話が持ち上がったのです。

きっかけを作ってくれたのが、「史実を世界に発信する会」の事務局長、茂木弘道氏です。私と鎌倉在住の渡辺昌明氏と二人で「大東亜戦争は、アメリカが悪い」を英文翻訳した英文を最終的にチェックして英文版に仕上げてくれた恩人です。その茂木氏が自分の仕事の企画で勉誠出版社の池嶋洋次会長との面談の時、「この本は面白いですよ」と言って「大東亜戦争は、アメリカが悪い」をさしあげてくれたのです。池嶋会長は、即座にこの本をよみ、「これはおもしろい」といって私に再出版しようと連絡してくれました。この本を読んでもらえれば、この本の良さがわかると常日頃思っていたのでやはりそうかと意を強くしました。先月(9月半ば)私は、勉誠出版と出版契約を結びました。そこで私はおよそ10年ぶりでこの分厚い本を最初から最後まで読み直しました。自画自賛しますが、出版当初から好評の投書があったように素晴らしい内容の本だと改めて再認識しました。特別歴史に興味あるわけではない一般の読者に読ませるには、こういう本を書かなければダメだという典型的な本でしょう。実に分かり易い、かといって決して低俗な本ではない。分厚いから読者に飽きがこないように適度に関連した「脱線話」が盛り込んである。読んでもらうには最高、最良の歴史本です。歴史学会に所属する歴史の先生たちは、自分たちの先輩が書いた歴史本ばかりで勉強するから、歴史本は硬く書かなければならないのだと無意識のうちに染み込んでいるのだ。だから堅苦しくて読んでいて眠くなる文体になってしまうのだ。西尾幹二氏や渡部昇一氏の歴史本を見てください。二人は歴史学の専門家はでないため実に読みやすい。自分の思うこと、感じること素直に書けるのです。

この本を読み直した結果、少々変えるところがあったのは南京事件だけです。11年前には発見されていなかった史料が見つかったからです。それ以外はほとんどすべて同じままで、後は改訂版用の「はじめに」と「あとがき」を加えて最出版することにしました。私は定年後これまでに7冊の本を出版してきましたが、例え高くつこうと安くつこうとすべて自費出版でした。しかし今度の再出版は、自費は一切含まず出版社が全部やってくれますので、私としては、生まれて初めて作家のような気分を味わえてうれしい気分です。池嶋会長によりますと、再出版はぜひ年内と主張していますので、多少遅れても来年の1,2月には出版できるでしょう。皆さん、再出版をご期待ください。

最後に「大東亜戦争は、アメリカが悪い」の思い出シリーズに紹介することができなかったネットでの「カストマーレビュー」の一つを紹介します。これはカナダ、バンクーバー在住の日本人からのものです。
「日本人が誇り高く生きるための歴史観を史実を基に示す。(2005/05/21)
この書は出典を明確にして、日本近代史の重要な事件の持つ本質的な理解を示す貴重な考え方を縦横に披瀝する。支那と米国の反日行動に挟撃され、日本が大東亜戦争に突入せざるを得なくなる事情の描写はすばらしく林房雄氏の名著<大東亜戦争肯定論>と並ぶ程のレベルの高さ。
東京裁判史観や司馬史観に慣らされた人々にとってまさに目から鱗の落ちること疑いない。定年サラリーマンの挑戦と著者は謙遜するが出来栄えには相当の自信があるに違いない。
(おすすめ度:*****)」

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10 comments »

八目山人 より:
2015年10月3日 9:30 AM
ぜひ買いたい。中古本は高い値段がついていてためらっていましたので。

シナ事変最初の一発を撃たせたのは中国共産党ではなくスターリン。その後 和平しそうになると起こる日本人殺害(通州事件 大山大尉殺害など)もスターリンの指示だったと思います。日本軍をシベリアに入ってこないようにするため。
汪兆銘を近衛に与えたのもスターリン。日本とシナが和平しないように。
沖縄返還は中国がやったのだと思っています。最近の安保法制反対を見て。アメリカの核をどけるため。

服部剛 より:
2015年10月3日 11:20 AM
おめでとうございます!
正しい歴史がもっともっと広がりますように願っています。

terag3 より:
2015年10月3日 2:58 PM
えんだんじさん

1ヶ月ほど前から、体調を崩して寝込んでおり、ご無沙汰しました。本日も回復には及んでいませんが、この話を聞いたら黙って寝てはおられません。自費出版では無い再出版のニュース、我がことのように嬉しく感動しました。良かったですね、おめでとうございます。

ともかく、一般的に、歴史関係の本は、堅苦しくて読んでいるうちに眠くなるのが普通ですが、この本は著者の、「えんだんじ」さんが仰るように、従来の歴史本とは構成と編集方法も異なる名著だと思います。

私見で恐縮ですが、世界の哲学者たちの中で、私の好きな哲学者は、56歳で早世した実に人間臭い「ニーチェ」です。特に好きな本はそれを、現代語訳にした、適菜収著:「キリスト教は邪教です」この本にも賛否両論が有りますが87件の、アマゾンドットコムのカスタマレビューをご参照下さい。

ところで既に申し上げましたように、「大東亜戦争はアメリカが悪い」の英訳版を米海軍上層部との交流がある関係者とも懇意にしていますので、この方を通じて、誰に贈呈するのが良いかと未だに検討しています適任者が見つかっておりません。

このたび、横須賀米海軍基地に入港した米海軍空母「ロナルド・レーガン」の第7艦隊司令官に就任したジョセフ・アーコイン中将をターゲットにしていますが、まだ彼の素性が良く分かっていません。
表面的には親日友好を表明しているでしょうが、その本音は反日で、心の中では「ジャップ!」などと思っているようではロッカーの肥やしになるだけだろうと思うからです。

ともかく日米関係に重要な役割を果たすであろう貴重なる一冊、慎重に検討したうえで決定したいと思っていますので今暫くお待ち下さいますようにお願い申し上げます。

えんだんじ より:
2015年10月4日 8:14 PM
八目山人さん

八目山人さんは、なかなか詳しいですね。ぜひ買って読んでください。ついでに今発売中の私の
私小説「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」も読んでもらえたらと思っています。

えんだんじ より:
2015年10月4日 8:18 PM
服部剛さん
服部さんも私の私小説「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」を読んでいただけたらと思っています。服部さんも八目さんもよろしくお願いいたします。

えんだんじ より:
2015年10月4日 8:21 PM
terag3さん

体調が良くないのにコメントまで書いていただきありがとうございます。あまり無理をなさらないようお願いいたします。

奥様 より:
2015年10月4日 10:30 PM
>えんだんじさま
よかったですねぇ~~~

本当に良かった。

あれはすごい本です。
あんなに資料をいっぱい集めてきて、
本当に素晴らしい本でしたが、再販決定、本当におめでとうございます。

えんだんじ より:
2015年10月5日 6:41 PM
奥様さん

ありがとうございます。私のやること目が出てくるまでにいつも時間がかかります。
なにが何でも絶対長生きしてやるという闘争心ふつふつと湧いてきます。

佐々木 悠太 より:
2015年10月7日 2:23 PM
えんだんじ先生

先日は、私事の為に会場まで足をお運び頂き誠に有難う御座いました。
とても勇気を頂き、背中を押して頂けました!

その矢先、こんな素晴らしい吉報を伺ってとても私事の様にうれしく思います!
私自身、この著書のお陰で目が覚め今の人格があると確信しており、
本当に私のバイブルのような1冊で御座います。
再出版の際は是非、友人知人に教えて読んでもらいます!

そこで、お願いなのですが、このブログを私のFacebookに転載しても宜しいでしょうか?
宜しくお願い致します。

えんだんじ より:
2015年10月8日 12:45 PM
佐々木 悠太さん

どうぞ私のブログ貴殿のフェイスブックにご利用ください。
五年後の東京オリンピック目指してください。

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