読者の皆さん、すでにご存知の方もおりますが、私は、「新しい歴史教科書をつくる会」、通称「つくる会」の神奈川県支部の一会員です。この通称「つくる会」は非常に重要な会であり、日教組の人たちは全員この会の名前を知っていますが、しかしそのほとんどがこの「つくる会」の実態を知らず、無理矢理に曲解しているような状態です。また一般市民の方々も、この「つくる会」をあまりよくご存知でないようで特に若い人たちにはあまり知られていません。そこで今回「新しい歴史教科書をつくる会」成立の事情を簡単に振り返り、また教科書はどのようにして学校で採用されていくのか簡単の説明したあと、私が住む神奈川県横浜市で、浜教祖(横浜市教職員組合)は、私に言わせれば、あきらかに「つくる会」を潰す気で違法な行為をしているのだ。私は横浜市民として怒りをこめて浜教祖の違法な暴挙を糾弾し、彼らは一体なにをしでかしているかの実態を報告します。
一.「つくる会」はいつ、なぜ生まれたのか。
「新しい歴史教科書をつくる会」の設立総会のおける趣意書を読んでいただくと設立された背景がわかりますので、趣意書の中ごろから最後までの文章を引用します。
「ところが戦後の歴史教育は日本人が受け継ぐべき文化と伝統を忘れ、日本人の誇りを失わせるものでした。特に近代史において、日本人は子々孫々まで謝罪をつづけることを運命づけられた罪人の如く扱われています。冷戦終結後は、この自虐的傾向がさらに強まり、現行の歴史教科書は旧敵国のプロパガンダをそのまま事実として記述するまでになっています。世界にこのような歴史教育を行っている国はありません。わたしたちのつくる教科書は、世界史的視野の中で日本国と日本人の自画像を品格とバランスをもって活写します。私達の祖先の活躍に心躍らせ、失敗の歴史にも目を向け、その苦楽を追体験できる日本人の物語です。教室で使われるだけでなく、親子で読んで歴史を語りあえる教科書です。子供たちが日本人として自信と責任を持ち、世界の平和と繁栄に献身できるような教科書です。私たちはこのような教科書をつくり、言及するために必要な一切の活動を力強く推進します。私たちに事業に皆様のご理解とご参加を心からお願い申し上げます。
平成9(1997)年1月30日 設立総会」
初代会長の西尾幹二氏や現在会長の藤岡信勝氏らを中心に多くの識者が参加、また歴史教科書の現状に不安を抱いている日本中の一般国民、それこそ北は北海道、南は九州まで私のように名もない一般市民が自発的に「つくる会」に参加してきました。ここで特に強調しておきたいことは、この「つくる会」の運営はすべて会員の会費によるものです。ある特定の団体の寄付によるものではありません。年一回の総会には、会員たちは、北海道や九州から自費で東京までやってきます。自分たちの利益のためにだけ働いてくれる議員を大金を使って国会に送りこむことができる日教組とちがって「つくる会」は資金的にいつも苦しい思いをしております。しかし会員一人一人、教科書を執筆する学者一人一人が国への熱い思いをいだいて活動している会なのです。「つくる会」設立以来今日まで左翼、すなわち日教組、マスコミ、日本の歴史学界、韓国、支那、革丸派などあらゆる左翼から猛烈な圧力を受けております。「つくる会」自身も内部分裂もありました。歴史教科書の内容による路線の違い、人事抗争などであわや「つくる会」消滅の危機さえありました。それでも現在こうして健全に歴史教科書を出版しつづけることができているのも、結局は祖国日本への熱い思いが消滅を防いだのです。もし「つくる会」が消滅したら日本の歴史教科書は、日教組の意にかなった歴史教科書しか出版しない出版社だけになって元にもどってしまうからです。
二.教科書採択制度
日本の学校の教科書として採用してもらうためには、前提として文部科学省の検定に合格しなければなりません。これまで中学校の歴史教科書として採用されている教科書出版会社は、以下の七社です。日本書籍新社、教育出版、日本文教出版、東京出版、大阪書籍、清水書院、帝国書院。これらの教科書すべて自虐史観一色です。皆さん、自虐史観と言う
から大東亜戦争以前、すなわち戦前戦中のことはすべて日本が悪いことにするだけだろうと解釈しがちですが、とんでもありません。この七社の歴史教科書では、日本の国の歴史の主な流れが分からなくなっているのです。その理由は、これらの教科書は、日本を中国、韓国・朝鮮に隷属させたりして、日本の祖国扱いにするからです。またこれらの教科書には、共産主義思想が根深く浸透しています。階級闘争史観で書かれるから、国家とは「むらの財産を自分のものした横領者がつくったもの」にしたり、あるいは「ロシア革命の成功は、平和と民族独立を求める人々に勇気をあたえた」などと述べ、ロシア革命を賛美したりしているのです。上記七社の教科書のうち、明治維新の頃は、日本が植民地になる可能性があったなどと記述する教科書は、たった二社です。
上記七社の教科書出版会社に「つくる会」は扶桑社をかついで歴史教科書の検定合格し教科書採択選にはじめて登場したのが平成13(2001)年、二回目の参加は、やはり扶桑社をかついで平成17(2005)年、昨年度平成21(2009)年度は自由社をかついで採択選に参加してきました。
採択制度の要領:
(1) 歴史教科書を初め他の教科書でも公立学校ではどこの社の教科書を使うかは、4年ごとに決められます。一旦きめられたら同じ教科書を4年間使用されます。
(2) 教育現場の先生は、教科書を選ぶ権限はありません。教育委員会が教科書を選ぶ権
限が与えられています。横浜市の市立中学校、すなわち横浜市の公立中学校の歴史教科書は横浜市教育委員会が選ぶことになっています。日本全国どこの市でも同じ制度です。
(3) 市の教育委員会のメンバーは、5人ないし6人から構成されます。教育委員長は、
市役所での教育行政の長年の経験者がなります。
(4) どの歴史教科書を採択するか教育委員会内部で意見が分かれた場合、その決定権は
教育委員長にあります。これまで「つくる会」が採択に失敗してきた理由は、せっかく教育委員会内部で「作る会」の教科書の賛成者を得ながら結局意見が分かれ教育長の決定にゆだねられたケースが多かったせいとも云われています。
三.浜教組(横浜市教職員組合)の違法暴挙
今年の4月の新学期から4年間使われる教科書の採択戦が去年行われました。横浜市の区は全部で18区あります。横浜市教育委員会は、「つくる会」の自由社が出版する「新しい歴史教科書」を私の住む青葉区を含む計8区の公立中学校での使用を決めました。残り10区は、帝国書院の教科書が採択されたと聞いています。
横浜市教育委員会は、全18区の公立中学校の教科書を決める権限があります。従って8区も「つくる会」の歴史教科書使用を決めたのだから全区採用を決めてもおかしくありません。しかし「つくる会」の教科書は、日教組を初め全左翼に嫌われ攻撃の的になっているのに、横浜のような大都市が全区採用になると大変な大きなニュースになるのでそれを回避したのだろうと私は解釈しています。
いずれにしても横浜市8区の採用は、「つくる会」にとっては大変大きな成果でした。8区採用で必要な教科書数は、約1万3千冊、その他に私立校では三校で約250冊、合計約1万3千250冊となり、今年度中学一年生推定119万3千200人の1.1パーセントの採択率となった。8年前「つくる会」が歴史教科書の採択戦に初めて参加した時、採択率はわずか0.039パーセントに過ぎなかった。4年前の採択率もわずか0.48パーセント、今回初めて1パーセントを超えたのです。採択率わずか1パーセント越えをもって大成果としなければならない「つくる会」の厳しい採択戦の現状を表しています。
いずれにしても今年の4月から横浜市の8区の中学新入生は、「つくる会」の「新しい歴史教科書」に基づいて教えられはずであった。ところが5月15日の産経新聞によると、浜教組は、横浜市教育委員会が採択した「つくる会」の歴史教科書を使わない授業マニュアル、すなわち「中学校歴史資料集」を作成し、4月1日にそれを一万人以上の市内の教師に配布しているのだ。この「中学校歴史資料集」で提唱された授業内容は、いずれも他社の教科書記述や資料集、独自文献の引用で、採択された「つくる会」の教科書を使わずに授業をする構成になっているのです。さらにこの一万部以上の資料は、「学校ポスト」を利用して配布されているのだ。「学校ポスト」とは、横浜市が年間5300万円の費用をかけているポスティングシステムで、教育委員会事務局と学校間の公務用事務連絡ためのものであり、組合活動や教職員の私的利用は厳禁なのです。要するに浜教組は、反採択運動のために市民の税金を盗用したのも同然の行為をしているのだ。
学校教育法では、教科書の使用義務について、小中高校の授業では文部科学省の検定に合格した教科書を使うことと定めています。通常、検定を通過する教科書は科目ごとに複数あり、その中から特定の1冊を選定(採択)する権限が法律で自治体の教育委員会に認められています。さらに横浜市は市規則で「教科書は教育委員会が採択したものでなければならない」と定められているのだ。違法行為などというものは普通隠れてやるものだが、浜教組は白昼堂々と違法行為をし、その違法行為を全うするために横浜市民の税金を許可も得ずにこっそりと盗用していたのだ。最近の日教組は、山梨県や北海道のケースを見てもその傍若無人な振る舞いは目にあまります。この浜教組の振る舞いはなんだというのだ。私は、横浜市の一市民として、採択地域に住む一区民として、浜教組の柳井委員長を張り倒したい怒りを覚えるのです。その後の経過を日付順に書きます。
4月28日
横浜市教育委員会、教育長今田氏は、横浜市教職員組合、柳井執行委員長に警告書を提出した。要点は2つ。
1. 今後、このような文書(中学校歴史資料集)を教員に配布しないこと。
2. 学校ポストについては、今後、職員団体活動に使用しないこと。
(1) についてはなぜ市教委の名と権限においてその「歴史資料集」の回収を命じなかっ
たのか全く理解できません。配布したままにしておいたら教室で使われる可能性がますます強くなるからです。同じ4月28日の日付で市教委は、市内の全中学校校長に「採択教科書を必ず使用しなければならない」と指導を徹底する通知を出した。
5月21日
「つくる会」の藤岡会長は、文部科学大臣、川端氏に「浜教組の違法行為に関する申し入れ」を行っています。要点は4つ。
1.「教科書不使用運動」問題の事実関係の徹底調査
2.違法な歴史資料集を直ちに回収と関係者の厳重な処分
3.日教組な教職員組合による特定教科書の排斥など教育内容行政への「不当介入」を禁止する抜本的処置。
4.教員の教科書使用義務について教員ならび一般社会に広く知らしめること。
6月4日
「つくる会」の藤岡会長は、市教委、今田委員長に「横浜市教職員組合(浜教組)の違法行為に関する請願」と題して3頁にわたる請願書を提出。要点は3つ。
1.市教育委員会の権限と責任において「中学校歴史資料集」を可及的速やかに回収。
2.このような違法行為が繰り返されないために、上記文書の作成と配布に関与した教員(企画立案者並びに実行行為者)を懲戒処分。
3.教員の「教科書使用義務」について、教員・父母・住民に広く知らしめる処置をとる。
6月13日
「第二回歴史教科書問題を考える青葉区の集い」
私の住む隣の駅(あざみの駅)でチラシが配られていた。私の女房がもらったので私に見せたのが上記の会合のチラシです。チラシの見出しは、大きな字で「こんな教科書、子や孫に渡せない」と書いてあります。私はこの時初めて、昨年から浜教組は、教科書採択結果に大反対していたのは知っていましたが、現在では左翼市民団体とぐるになって大々的に反対運動を行っているのを知りました。聞き捨てにならぬと上記の6月13日の会合に参加してきました。主催者側は、現職の教員と思われる人が二人、教員の定年退職者が一人、市民団体は女性ばかり4人合計7人。参加者は私をふくめて17名。私以外16名全員が私と反対の意見の人たちでした。主催者は、すでに反対の署名活動を行い、市民と先生と一緒に学校訪問もしているとはっきり言っていました。会は参加者に「つくる会」の歴史と現状の説明と「つくる会」の教科書の問題点をコピーしたものを全員に渡し、現職の先生が反論の説明する形式でした。最後に参加者全員に一言でもいいから意見をということで、私は「つくる会」の主催者の説明に偽りなどがあったのでそれを訂正しながら詳しく説明しました。市民団体の4人の女性全員が私の「つくる会」の説明に印象を受けたようで、会の終わりには皆さんから、初めて聞く話で感銘を受けましたと喜んでくれたことにはびっくりしました。「また参加してください」などとも言われました。
ここで皆さんに注意していただきたいには、横浜市教育委員会(市教委)は4月28日に浜教組に、資料配布をやめるように勧告し、かつ全中学校の校長には、採択教科書を必ず使用するよう通達したにもかかわらず、6月13日には、採択反対活動を堂々と行っていることです。浜教組は市教委の通告など全く眼中にない。全く市教委をなめきっているとしか言いようがありません。私はこのことに気づいたのはこの会が開かれた当日でなく、次に述べる傍聴日でした。
6月22日
この日の10時から市教委の定例会で「つくる会」会長の藤岡氏から提出された請願書の審査がおこなわれまた。市民20名までがこの審査の傍聴が許可されています。20名以上の場合には抽選になります。傍聴希望者合計33名。そのうち8名が私を含め「つくる会」神奈川支部の人たち、のこり25名は全員浜教組の人たちでしょう。仲間8名のうち4名が抽選に当たり、傍聴してきました。傍聴参加者によると会議はわずか10分たらずで終了。結論は藤岡氏の請願はすべて却下。市教委としては、浜教組や中学校長に通達をすでに出しているのでこれ以上なにもすることはないとの主張でした。
市教委のこの決定に対しては、「つくる会」神奈川支部としては不満なのですが、今後どうするかについては意見が二つに分かれているような状況です。
(1)横浜市8区の教科書が採択されたのは、あくまでも市教委のおかげ、これ以上市教委をおいつめるのはどうか。
(2)法律違反を犯しているのに、浜教組の誰一人懲戒処分もされず、「中学校歴史資料集」も回収されないなら浜教組のやりたい放題になる。他の市の日教組の反対運動に大きな影響力をあたえ、「つくる会」がますます不利になる。
いずれにしてもいずれ市教委から藤岡会長に正式に返書が送付されるでしょう。「つくる会」本部はどう対応するのかが注目されます。
「新しい歴史教科書」が採択された横浜市の8区は、緑区、筑紫区、港北区、旭区、瀬谷区、金沢区、江南区、青葉区です。この区の公立中学校に今年入学した生徒は、歴史の教科書として「つくる会」が指定した出版社、自由社発行の「新しい歴史教科書」が使われているはずだし、使われなければならないのです。読者の皆さんの中にお子さんがこの8区の中学校に今年入学したかたがおられましたら、あるいは親戚の方が入学しておられましたら、実際の授業はどのようにおこなわれているか実態を教えていただければ非常にありがたい貴重な情報になります。よろしく御願いします。
最後に読者の皆さんに御願いがあります。私たち「新しい歴史教科書をつくる会」は、前にも触れましたがどこからも資金援助を受けていません。いつも資金的に苦しい思いをしております。ぜひ多くの方に入会してほしいのです。会費を納めるだけの会員でもかまいません。入会者の数が多ければ多いほどマスコミ、韓国、支那、日本歴史学会、日教組などなどへの大きな圧力になります。一度「新しい歴史教科書をつくる会」のホームペイジを御覧になっていただけませんでしょうか。
追記:この記事の利用、転載を大歓迎いたします。
————
15 comments »
谷辺勝啓 より:
2010年7月11日 9:44 AM
鈴木さん いつもブログを拝見しています。
年齢も意見も私とほぼ重なっており、貴殿の活動を頼もしく思っています。
ありがとう。
terag3 より:
2010年7月11日 2:26 PM
えんだんじさん、戦前から世界の人々から尊敬されていた日本人を現在のような自虐史観一辺倒で日本は良い国だったと一言いえば左遷されるようなおかしな国にした元凶は戦後、レッドパージから帰り咲いた左翼の大学教授に育てられた日教組のお陰ですね。日の丸、君が代も否定するような総理が出現したり日本人としての誇りも一切持てない反日日本人がうようよいるような世の中にしてしまった罪は万死に値すると思います。
思想信条の自由といえども国家を否定するような教育が有ってはなりません。私もこれから「つくる会」の普通会員に入会させてもらうことにしますので宜しくお願い致します。
えんだんじ より:
2010年7月11日 5:15 PM
谷辺さん
ありがとうございます。私は谷辺さんの行動力にはいつも感心しております。
お互い体に気をつけてできるだけ長く国家のためにがんばりましょう。
えんだんじ より:
2010年7月11日 5:18 PM
terag3さん
「つくる会」入会ありがとうございます。これからもお互いがんばりましょう。
猪 より:
2010年7月11日 8:58 PM
「日本人の歴史教科書」を購入、息子・娘・甥・姪の子供達に送りました、もう一年も前に成ると思いますが、反応は素晴しいですよ。
私自身が読むとまだまだ満足できるものではありませんが、現状の教科書と比較してみても「歴史年表」「日清・日露」「満州」なとの記載もあり立派なものとモノでしたが、入学試験にも使われるのですから、現代教育から大きくそれるといけない文部省も困るでしょうから難しいです。
朝鮮に関しても「近隣諸国条項」に縛られているので、奥歯に物が挟まる様な表現でしか表せない。日本だけが「近隣諸国条項」に縛られるような不公平な事は止めるべきです。
今回の「仙石発言」に出てくるような阿呆な事を言いだす「官房長官」、この人間も団塊世代、まともな教育を受けていない上に「社会党」出身、村山の薫陶を受けたのでしょう。弁護士のくせに国家同士の約束を一方的に見直す?朝鮮・中国に関しては戦後の教育で育って勉強をしない連中には何を言っても通じない様な気がしています。
えんだんじ より:
2010年7月12日 8:05 AM
猪さん
「つくる会」へのご協力ありがとうございます。
<入学試験にも使われるのですから、現代教育から大きくそれるといけない文 部省も困るでしょうから難しいです。
そうなんですよ。ある家庭の主婦が、息子が「つくる会」の教科書で学ぶのはいいのですが、試験のとき、息子の正解のはずの答えが間違いとされることはないのでしょうかという質問が出ました。絶対ないとはいいきれませんので、歴史の試験問題作成者は、細心の注意をしなければいけませんね。
中年z より:
2010年7月12日 12:55 PM
えんだんじさん 浜教組問題に関心を寄せています。旧聞から書き出します。
産経新聞の浜教組の記事が載った5月15日、
まさにその日に、横浜で教科書ネット21の首都圏ブロック会議が開かれました。
横浜ネット活動家の話によると、
(教科書問題を考える横浜市民の会代表の佐藤満喜子氏)
自由社版を採択した市教委は、中田宏市長が辞任した後民主党推薦の林文子市長になり、不協和音が聞かれる田村教育長を事実上更迭させた。後任の山田教育長は、つくる会系の団体からの観点変更要求「請願」を継続審議にさせた。これは風向きの変化かもしれない。また6月30日は前回採択で自由社版に批判票を入れた吉備教育委員の任期満了に当たり、林市長が初めての教育委員人選を行うことに注視している。
そこで起こった「浜教組」の冊子配布問題。市教委は4月28日に「教科書の適切な使用等について」を各校長に通知した。教科書ネット21は本来こうした攻撃には断固闘うべきとは思うが、所詮現場は「補助教材」なしでは学習できないのであるから、この通知とて「見せかけ」かもしれないから、直接市教委を突き上げることには慎重でいたい。もう少し林市長の出方を見守りたい。(引用終わり)
左翼陣営はこのように林市政を見ているのです。
民主党・浜教組による選挙支援の恩義があるので林市長は浜教組には厳しく当たれません。6月16日の市議会でも自民党渋谷議員の追及を山田教育長ともどものらりくらりかわして逃げていました。
浜教組の現場での不当行為を正面から深刻にはとらえていません。
型通りの通知だけで始末をつけようという姿勢がありありでした。
実態把握などは念頭にないことが分かりました。
さて、横浜市教育委員会で自由社教科書採択反対を唱えた吉備かよ委員の後任に、7月1日から新たに選任された奥山千鶴子(おくやまちづこ)さんとはどういう方でしょうね。
13日開催の教育委員会をどなたか傍聴いただけませんか。
以下横浜市ホームページから
「横浜市教育委員会定例会」を次のとおり開催しますので、お知らせいたします。
1 日時
平成22年7月13日(火) 午前10時00分から
2 場所
教育委員会会議室(関内駅前第一ビル 3階)
3 議事
(1)会議録の承認
(2)教育長一般報告・その他報告事項
(3)請願等審査
受理番号9 (仮称)横浜市立緑園中学校の設置について
受理番号13 「新しい歴史教科書をつくる会」が提出した請願を審査対象としないことを求める請願
受理番号14 教科書採択の公正確保および請願の扱いについての要望書
受理番号18 教科書研究・出版の自由を守る請願
三輪 武司 より:
2010年7月12日 4:49 PM
鈴木様
浜教組の違法暴挙と題した貴ブログ、歴史教科書問題についての全体像そして問題点を判りやすく書いておられ、県支部の活動に携わっている者として大変勇気付けれられました。ところで、今月の”史”は読まれましたか、藤岡会長が、特に浜教組問題を取り上げて論文を書いています。
中年Zさんのコメント、小生もこの情報は聞いております。明日の教育委員会、小生も傍聴に行きますので、お会いできると期待しております。
三輪武司
12日1649
えんだんじ より:
2010年7月12日 5:40 PM
中年zさん
コメントありがとうございます。また情報もありがとうございます。
明日13日の傍聴に出席します。もしこられたら声をかけてください。
えんだんじ より:
2010年7月12日 8:11 PM
三輪さん
コメントありがとうございます。
明日、傍聴に行きます。
りんごあめ より:
2010年7月13日 1:27 PM
私の家にもつくる会の教科書があります。
中学受験をする子供たちは、小学生で中学校の教科書はどの教科も一通り終わってしまうので
心ある家庭では、つくる会の教科書を買って子供に読ませると思います。
中には、つくる会の教科書は受験勉強に不利だという人もありましたが、
そんなことはない、うちは読ませているよ、という意見も出て、
結局、その時は、つくる会の教科書を読ませた家庭の方が、有名進学校に合格しています。
有名進学校の方がよいとか悪いとかではなく、受験に不利だなどということはないわけです。
実際に入学試験問題に出るかどうかではなく、子供が興味を持つかどうかは大きく、
自虐的な教科書で勉強のやる気が出るとは思いませんので
わくわくするような つくる会の教科書は、読み物として子供に読ませても
やる気のもとになってよいと思います。
つくる会のホームページを読みました。
愛媛県の採用を巡るドラマは凄いですね。
つくる会の教科書が日本の標準的な教科書になり、
子供たちが自信と愛国心と勉強意欲を持つよう願います。
えんだんじ より:
2010年7月13日 6:30 PM
りんごあめさん
今回の件で、日教組の強力さを初めて実感しました。私が死ぬまでの敵です。
日教組にえんだんじありと思わせるべく一生戦い続ける覚悟です。
猪 より:
2010年7月22日 9:48 AM
横教が「謝罪」しましたが、形だけのモノでしょう。昨日も高校野球の実況を見ていましたが生徒が減り、二つの学校・または、三つの学校が合併「**高校」「**総合高校」と名を変えて出ています。公立高校が減少し、生徒も減少している中で「高校無料化」は公立高校に適用される。先生は小・中・高と我々に時代には50人学級がざらでした、先生も真剣に取り組んでいたのが30人学級、20人学級が増えているにも関わらず学級崩壊が進んでいる。
一概には言えませんが幼稚園では行儀のよい子が、小学校に入ると乱暴になり行儀が悪くなる、近所でも公に語られています、小学校では女性の先生が70%を占める、男の子は育ちませんね。
先生だけが増える。責任を親に押し付け家庭教育が学校教育を阻害していると言う事も教育委員会で発言する人も有ると言う事です。教師としての使命を知らない教師が増えたのでしょうか?師範学校が廃止された今、教師を教育する場所がない、情けない国なったものです。安倍政権が引いた教育の正常化も、反対し「異常化」が進みだしている、教育しか日本は生きる術を持っていないのに教育を疎かにする、道義が必要な時に「道徳教育」もなされていない、そのうち外国に行く日本人は行儀・言語で笑われるようになると思うと背筋が凍る思いです。「道徳教育」を疎かにして来た「付け」が65年にして眼を見てきた?外国は呵々大笑でしょう。
えんだんじ より:
2010年7月23日 7:43 AM
猪様
<小学校では女性の先生が70%を占める、男の子は育ちませんね。
そうなんですよ。だから私はずっと以前から、男女共学で同じ教室で学ぶのは小学校三年ぐらいまで、4年生になったら同じ学校に学んでも教室は男女別々、先生も男のクラスは男の先生、女のクラスは女性の先生にすべきなのです。子供の成長、成熟度が早いだけにそうすべきなのです。男の先生が女生徒の気持ちが理解できるはずがない、女の先生が男生徒の気持ちが理解できるはずがない。
とにかく最近のテレビには老人があまり出てきません。たまに出てくる老人は
時流に迎合するやつばかり。猪さんや私のような老人が出演すれば、世の中もっとよくなるような気がしますけど。現在じゃ出てもつまはじきされるだけですかね。
猪 より:
2010年7月23日 9:39 AM
そうですね。投稿しても80近い爺は「選挙権」だけ「発言権」など「公的」には有りません。取り上げませんね、アンケートなどは特に駄目です。
先日も車を買ったのですが、頭に来ましたのでナンバーを「生年月日」で申請してやりました。そして「枯れ葉マーク」削除、ズーと無事故無違反でも三年しか許可を呉れない、更新時には二回とも同乗「テスト」バカにしていますよ。
成年を大事にし居て欲しいものです。無理も言わない、素直の生きている、反日行為もしない、税金も納めている、病後でも所定の検診だけ、税金の節約を心がけて政府に不要な負担を懸けない、真面目にやってるのも居るんですよね。