育鵬社歴史教科書支持派の皆様方へ(2)

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私たち「つくる会」の人たちは、育鵬社は一応ライバルですからフジテレビの子会社ということを知っていますが、読者や育鵬社教科書支持派の人たちは、育鵬社はフジテレビの日枝久会長が3億円を出資して作ったフジテレビ100パーセントの完全子会社であることを知っているのでしょうか。私が疑問を感じるのは、フジテレビのようなテレビ局が教科書を製作し販売するような会社を持つことが適正かどうかということです。わかりやすく言えば、フジテレビはあまり品行方正ではないのです。昨年東京お台場にあるフジテレビ本社は、多くの若者たち主体のデモが何度も仕掛けられています。昨年8月7日のデモは警察の許可をとってない非公式デモで、多くの人々がインターネットの呼びかけで参加していました。8月21日の警察の許可をとった公式のデモは、その参加数は昨年では最大の数を示していました。発表機関によってちがうのですが、例えば、文化放送(韓国)では、2000人、警察発表では3500人、スポーツ報知、スポニチ、週間ポストでは4000人、週刊文春、週刊新潮では5000人、朝日新聞では21日と22日のデモ合わせて5300人、朝鮮日報と大和新聞は、6000人です。一日のデモでこれだけの参加者を集めたその理由は、フジテレビの放映態度があまりにも極端に韓国よりだからです。例えば2008年12月、アイススケートの国際大会で浅田真央の逆転優勝も「浅田真央逆転Vも・・・キム・ヨナ“実力”に差」という題で、視聴者に「浅田真央よりキム・ヨナの方が実力が上」と感じさせる内容を放送。視聴者の反発を招いたため、情報に誤りあったとして訂正及び謝罪を行っている。また謝罪とかまでいかなくても、キム・ヨナが優勝の時には、韓国の国歌は、曲が終わるまで放映されるが、日本選手の優勝の場合には、君が代は途中で放映されなくなったりするのだ。

2010年の韓国ソウルでのサッカーの日韓親善試合には、二日連続で「韓日戦」と放送、視聴者から批判を浴びて「韓日戦」を修正して「韓国戦」と言ったが日韓戦とは言いません。日本がホームの時でも決して「日韓戦」とはいわず「韓国戦」、韓国のアウェーで戦っても「韓国戦」なのだ。このようになにかと言うと韓国よりの放送してきた。そしてとうとう昨年は視聴者の不満が爆発した。その理由が放送番組全般の偏向報道で、連日連夜のごとく韓流ドラマが何本も放映され、韓国文化を過剰なまでに推進していると批判を浴びていました。たまたま俳優の高岡蒼佑がツイッターで「フジテレビは今マジで見ない。韓国のテレビ局と思う事もしばしば。」と発言したことがきっかけとしてフジテレビ本社周辺にデモが押し寄せるようになった。俳優の高岡はテレビ界から干されるようになってデモ騒ぎが加熱し、多くの若者がデモ参加でお台場に現れるようになったことが続きました。私も友達に誘われてと二人で去年の九月、デモに参加した。デモの主催者は、田母神氏やチャンネル桜の水島氏が率いる頑張れ日本!全国行動委員会でした。その日は、その主役の二人が街宣車に乗って演説していました。デモの参加者は優に1000人を超えていたと思います。私たちは、デモ行進の後フジテレビ本社前で休むかたちなった。水島氏が街宣車で演説しはじめた。彼の話を聞いていると、フジテレビ本社前にある国旗などかかげるポールに日章旗が掲げられている。その日章旗が情けないほど薄汚くて、完全にねずみ色に変色し、日章旗のはじの方がすりきれて糸がぶらさがっているほどでした。私はあんな汚らしい日章旗をいままでに見たことありません。

水島氏は、マイクで「今日は真新しい日章旗を持ってきたから、それをフジテレビにさしあげるから街宣車まで取りに来てくれ、そしてあの汚い日章旗と変えて真新しい日章旗を掲げてくれ」と懇願しているのです。何分か街宣車でフジテレビの人が、真新しい日章旗を取りにくるのを待ちましたが、こないので、水島氏がマイクで、「それでは私たちが日章旗をそちらに持って行く」と大声でどなっていました。私のいる場所は、街宣車や本社ビルからかなり離れているので何が行われているのか目に見えません。実際何が起こっているかは、街宣車から聞こえるマイクだけが頼りでし。多分水島氏ら二、三人が日章旗を持ってフジテレビ内に入っていったのでしょう。何分たっても水島氏らがフジテレビビルから出てきません。そのうちに水島氏の声がマイクから聞こえてきました。
「どんな日章旗を掲げようがフジテレビの勝手、日章旗を変える指図など受けません」という返事なのです。するとすぐに小競り合いが起きたのでしょう。水島氏「やめてください、やめてください、やめてください」のマイクの大声が聞こえてきました。私の想像では、その想像が当たったのですが、デモ参加者がポールから汚い日章旗をとりはずし、新しい日章旗に変えようとする、それを阻止しようとするガードマン、デモ参加者とガードマンの小競り合いが始まったのでしょう。水島氏の「やめてください」、「やめてください」、の声ばかりがマイクを通じて聞こえてきました。そのうちにポールに据えつけられた真新しい日章旗がスルスルと上がってきたではないですか、その時の大歓声と大拍手、このような大歓声と大拍手のもとに真新しい日章旗がポールにスルスルと掲げられるのを見るのは生まれて初めての体験でした。思わず感激して涙がでそうになりました。

私に言わせればフジテレビの日枝久会長など経営陣は、日章旗に全く関心ないのだ。ただ儀礼的に本社ビルの玄関に日章旗をかかげているだけなのです。その日章旗がどんなにみすぼらしい、汚らしい日章旗になっていようとも、「あれじゃ、みっともないから新しいのに変えよう」などという発想さえわかないのです。経営陣が目を向けるのは日章旗ではなく、目の向け先は韓国だけ、韓国一辺倒なのです。日枝会長は、2010年に日本と韓国のコンテンツ産業発展に寄与したとして韓国の高麗大学から名誉経営学博士号を授与されています。2011年、去年の春には、日枝会長は総額10億円を出資して東京恵比寿ガーデプレイスに「K THEATER」(K シアター)をオープンしています。ここは、K-POPエンターテイメントの常設の公演会場です。2012年版の「現代用語の基礎知識」には「フジテレビ嫌韓デモ」と言う名称で掲載されているくらいですから、いかにハデにデモがおこなわれたかの証明でしょう。このように韓国一辺倒とも言っていいテレビ局の100パーセントの支配傘下に教科書出版会社、育鵬社がある。教科書でも数学とか理科とかいうようなおよそ思想に関係にない学科の教科書なら問題ないと思いますが、歴史や公民といった深く思想に関わる学科の教科書を作り、販売しているとなると私には、なにやら不気味さを感じてしまいます。育鵬社支持派の皆さんは、なにも感じないのでしょうか。

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