ベストセラー誕生作戦

「大東亜戦争は、アメリカが悪い」の英文版をアメリカ中の大学の図書館やメディア関係者に配るため、またできればアメリカ以外の国々も配るため、資金稼ぎのためベストセラー小説を書こうとして「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」を出版したことはすでに皆さんご存知の事とも思います。この本の売れ行きがはかばかしくない。大きな原因は、自伝的小説を書いているのだが、作者は無名、登場人物の主人公も無名、そのうえ大体どの本屋にも置いていない、また置いてあっても売れてもその後の補充がない。自費出版のためこれはある程度予想していたので仕方がないと諦めています。しかしこの小説はベストセラーになる価値のある本だと私は思っています。自らベストセラー作品誕生作戦と称して以下の三つ行動をとっています。

一。文芸社との自費出版契約では、この小説「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」の有効期限は、平成30年6月。その期間内にお客から注文あれば、売り切れで在庫ありませんと断れません。最近文芸社から提案があった。「常備配本契約」と言っています。以下の条件です。
1.「常備配本契約」の開始は平成29年3月、配本期間は配本開始後満3年。
2.配本本屋は、日本国内にある紀伊国屋書店だけ15店。書店名は平成29年に通告。
3.文芸社は、小説「えんだんじ」の電子書籍を出版する。
4.(1~3)の合計費用は、36万円。
私は「常備配本契約書」を結んだ。これによって私は、生まれて初めて自分の本の電子書籍版をもつことができる。さらに重要なのは、小説「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」がベストセラーになるかもしれない可能性という夢を平成32年2月まで持つことができる。

二。小説「えんだんじ」がベストセラーになる可能性は、今のところ非常に低いので、私は現在、短編小説を書いています。最近は本を読まなくなっているとのことで、短編小説の方が売れるそうです。それに女性読者をねらった方が良いと言われているようです。小説「えんだんじ」の本の厚さが厚すぎです。もっととっつきやすくするために、この本の厚さの半分くらいをねらっています。最初からベストセラーを意識して書いています。本のタイトルは、今のところ仮題ですが「えんだんじの短編小説(女性編)」です。目次の内容は、
1.佳代子の凄さ
2.幸子の試練
3.つばめとお松
4.愛人関係契約書
5.花江の決断
6.幸せを運ぶ男
(1から5)は6人の女性の生き様を描き(6)は数人の女性は登場しますが主役は男です。
この本は誰にでも読めますから、本のジャンルから言えば通俗小説でしょう。通俗小説と言えば、「失楽園」を書いた渡辺淳一を思い出す人がいるでしょう。私も読みましたが、それは購読していた日本経済新聞の朝刊に連載していたからです。渡辺淳一は、ポルノ小説を普通の小説を読んでいるような錯覚を読者に起こさせる筆力を持っています。私は彼のようポルノ的筆力はありません。今度の私の短編小説は、読んでもらえればわかりますが、登場する女性のそれぞれ必死な生きざまを描いています。その描写の中に色気があるとすれば私特有の上品な色気を漂わせています。今年の秋ごろ原稿は完成するでしょう。それから出版社探しです。

三。去年4月に文芸社と「えんだんじ・戦後昭和の一匹狼」の出版契約を結んだ頃から、次に私は何を書こうと考えだしたころ、私は田中角栄のノンフイクション小説でも書こうかと考えた。私は以前から田中角栄には心理的に親近感があった。おなじ貧乏家の出身で大学も出ず社会に出ているからです。そんなことを考えながら短編小説を書いていた。ところ今年の1月石原慎太郎が「天才」というタイトルで田中角栄のノンフイクション小説を出したのにはびっくりした。自分が書くより先に石原が書いたような気がしたからです。早速買って読んだ。まずまずの出来であった。角栄の全体像を要約して書いた感じがした。逆に石原の本を読んだおかげで、角栄の書く方向を一点にしぼることができた。角栄の家族問題です。男は誰でも一人前になれば自分の家族を持つが、角栄は三つの家族をもっていたのだ。元外務大臣の田中真紀子を生んだ自分の本妻との家族、辻和子という神楽坂の芸者に産ませた二男一女との家族、この二人の息子は角栄の家系に入れているのだ。一人娘は子供のとき病死。角栄の政治団体、「越山会」の金庫番あるいは女王と言われたりしていた名秘書の佐藤昭子(元ホステス)との間で生まれた一人娘の佐藤あつ子、彼女は田中家の家系には入っていない。このように角栄は三つの家族を持っていたのだ。真紀子は母親に同情するから真紀子と角栄との間の軋轢も長かった。女三人寄ればかしましいと言われるようにこの三家族を保つための角栄の苦労も並大抵のものではなかったはずだ。この三家族の観点から角栄を描くのだ。時には私が本妻の気分になったり、元芸者の辻和子の気分になったり、元ホステスの佐藤昭子の気分になったり、また真紀子さんの気分になったりして角栄家の家族問題に首を突っ込んで書いていくのだ。女性の読者層の気をひくのではないかと思っています。短編小説完成後は、この小説を書き始めます。

12年前、大型のA5版で735頁の大作、「大東亜戦争は、アメリカが悪い」の歴史本を怖々と自費出版した。大学も出ていない、全く無名な一介の定年サラリーマンが書いたものをどれだけの読者が相手にしてくれるだろうか心配だったからです。それが今では自分の書く小説の予告編まで堂々と書いているのだ。定年後に生まれて初めてやりだした執筆活動もまじめにとりくめば伸びるということもあるのだということもわかった。絶対にベストセラー作品を生み、英文版「大東亜戦争は、アメリカが悪い」を世界中にバラ撒くという信念はゆるぎもしません。角栄の本が書き終わるのに3年はかかるでしょう。その間に次に何を書くかの題材をきめたい。

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4 comments »

奥様 より:
2016年4月16日 4:57 PM
>えんだんじさま
この目的のためには、常に健康に留意しなければなりませんよ。

いつも応援しています。

えんだんじ より:
2016年4月17日 7:53 AM
奥様さん

いつも応援ありがとうございます。ハイ、健康に気をつけています。

東埼玉人 より:
2016年4月17日 11:41 AM
 角栄の家族、いいテーマですね。きっとヒットしますよ。
 私もそれを読めるまでは頑張っていたいですね。

えんだんじ より:
2016年4月19日 7:51 AM
東埼玉人さん

有難うございます。何を言っておるのですか、絶対に、絶対に大丈夫ですよ。

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