若い女性たちに告ぐ(その1)

読者の身内に若い女性がいれば、ぜひこのブログを見せてほしいと思います。このブログの転載、拡散を歓迎します。

結婚適齢期
結婚適齢期という言葉は、いまやほとんど死語になってしまった感があります。そのために今の若い女性は、私の年代ならば男性でも知っている常識すら女性なのに知らないのです。その常識とは、結婚適齢期という言葉あるように、女性は20代の若いうちに子供を生んでおかないとだんだん子供を妊娠するのが難しくなる、特に35歳ぐらいをすぎると妊娠、特に初妊娠は難しくなってくると言うことです。先月、NHKの番組、「クローズアップ現代」で卵子の老化が不妊の原因になると報道していました。女性には結婚適齢期があることが医学的に証明されたわけです。その報道にほとんどの若い女性がびっくりし落胆していました。彼女たちは、40歳過ぎても簡単に妊娠できると思っていたのには私と一緒に見ていた女房もびっくりしていました。番組の中で女性は生まれた時から卵子があり加齢とともに卵子は老化、その老化した卵子は決して若返ることはありませんと報道され、女性たちはショックを受けていました。ある40代の女性は、これまでの三度体外受精を試みて失敗してきただけに絶望感に襲われていました。

人類が地球上に誕生以来、人類社会が発展してきました。人類社会が男を中心として、すなわち男が主役を演じて発展してきたのは、女性には妊娠期間が限られており、また子孫を増やすため、また産児制限もできず何人も生みますから出産と子育てに追われます。そのため女性が社会的に進出するのもむずかしかったからです。結婚適齢期という言葉は、いつ頃から使われたか知りませんが、長い人類の歴史から、女性は若いうちには子供ができやすいが、高齢になるとなかなか妊娠しにくくなるし、高齢初産は、母子ともに危険を伴いやすいということを長い歴史的体験で知っていった。それで女性は子供を生むためにどうしても結婚時期が限定されてしまう。そこで日本では結婚適齢期という言葉が生まれたのでしょう。そして結婚適齢期を迎えた娘を持つ家庭は、早く結婚相手を決めなければという社会的雰囲気が長く続いた。ところが世界中の女性の社会環境が激変する事件が起きた。第二次世界大戦という大戦争です。戦争期間中若い働く男性の数が激減し、代わって多くの女性が社会に出て働き出す現象が起きた。大戦後もその勢いがそのまま続いた。そして1970年代にウーマンリブという女性解放運動が世界中に広がって現在にいたっています。その間「結婚適齢期」という言葉は、女性を家庭にしばりつける言葉として、あるいは女性が男性の従属物のような存在を表す言葉として完全に嫌われ、使われなくなってしまった。その結果若い女性たちは、女性には妊娠適齢期があるという意識が薄れてしまい、医学も進歩したしいつでも生むことができるというような錯覚に陥ってしまったのではないでしょうか。結婚適齢期という言葉の他に妊娠に関して私たちの年代の人間には男でも知っているもう一つの常識があります。高齢出産の危険性です。昔のように若い時に三人も四人も生んでおれば、高齢出産の危険度も少なくなりますが、初産の場合は、赤ちゃんが健康体で生まれてくるかどうか、母体に悪影響ないかどうか危惧するものなのです。ところがこれも医学の進歩で女性も産婦人科医も高齢出産を安易に考えているのではないでしょうか。

その典型的な例として自民党衆議院議員、野田聖子氏をあげることができます。彼女は、40歳の時に自然分娩が不可能な体であることが判明。以後三年間に八回の体外受精を試みたが失敗。他人の女性の卵子の提供を受けて受精させることは、日本では法的に禁止されています。アメリカは州によって法的判断が違います。ラスベガスがあるネヴァダ州では法的に許されています。そこで彼女は、ネヴァダ州に住む白人女性の卵子を購入し、野田聖子の夫の精子との受精卵を自分の子宮に入れて人工妊娠し出産した。出産した時彼女は50歳でした。典型的な危険な高齢初産です。産婦人科医も高齢初産の危険性を彼女に話したと思います。無論高齢初産の安産例も多いでしょう。私の想像では、もし彼女の卵子と夫の精子との体外受精なら、高齢出産を避けるため若い代理母を利用したのではないかと思います。しかし卵子は外国人女性のもの、それに代理母では自分の母親としての存在感がなくなってしまいます。高齢出産の危険は多少あっても自分で生む決心をしたのではないでしょうか。しかしもう一つの選択肢もありました。白人女性の卵子、すなわち他人の卵子を利用しては自分と血のつながった子は、できません。それなら孤児の里親になり、養子にする選択もあったはずです。それでも夫の血のつながった子が欲しかったのかもしれません。その辺は夫婦の葛藤が当然あったでしょう。

2011年1月彼女は、男の子、真輝(まき)ちゃんを出産した。真輝ちゃんは誕生後次々に難病に襲われた。「臍帯(さいたい)ヘルニア」、「食道閉鎖症」、「極型ファロー四徴病」などいう心臓病、「脳梗塞」など、手術、治療中に右手、右足が麻痺、気管切開の手術で真輝ちゃんは、赤ちゃんの泣き声を失った。手術は計6回におよんだ。今年1月真輝ちゃんは、無事満一歳の誕生日を迎えた。まさに医学の進歩のお陰だが、しかし母子ともに悲劇と言っていい。私は、彼女に対しての同情は薄い。出産後彼女はテレビに登場し、色々発言しているようですが、彼女の経験から,もし子供が欲しければ若いうちに結婚して子供を生んだ方がいいなどと発言していないからです。キャリアウーマンとして成功している女性だから、決してそんなことは言うまいとする虚勢を感じてしまいます。ウイキペディアによると、彼女はシングルマザー推奨を公言しています。子供は両親に育てられるのが当たり前だし、子供にとってもその方が望ましく思うのが当然です。したがってシングルマザーなど当初から考えてもみなかったけど、結果としてそうなってしまったという事は当然多々あるケースですから問題にはなりません。しかし最初からシングルマザーを望むとは、彼女は生まれてくる子供のことを考えていないのだ。子供を自分の欲望の道具として考えている面があるのではないでしょうか。彼女のこういう考え方が、資力にまかせて外国人女性の卵子を買い、自分の子供を生ませよう、すなわち資力に物を言わせて自然の摂理に挑戦してまでも彼女の欲望を満たせようとしたと考えるのは酷な言い方でしょうか。
自然の摂理に対する私個人の見解は、夫妻の精子と卵子を使っての体外受精までです。他人の精子、卵子を使っての妊娠は、自然の摂理に反することです。

キャリアウーマンとして成功している女性にとって子供の出産は深刻な問題です。アメリカでは精子や卵子の凍結サービスを提供する会社が存在します。合法的に認められているからです。アメリカ人のキャリアウーマンの中には、自分の卵子をいくつか取り出して液体窒素で凍結しておき、結婚したい男性が現れたら彼氏の精子と体外受精させて子供を持とうと計画している女性もいます。卵子凍結にどのくらい費用がかかるか? アメリカの週刊誌、「ニューズウイーク」誌(2010年版)によると卵子凍結治療費15,000ドル。1ドル80円とすると120万円、保存費用は最初の1年間は無料、それ以後は年間4000ドル(32万円)。しかし卵子凍結には問題があります。体内から取り出した卵子をすぐに体外受精させるのは可能ですが、将来に備えて凍結していた卵子を取り出し対外受精させるのは難しく成功したケースはほとんどないと言われています。卵子の取り扱い方は精子よりむずかしいのです。それでもキャリアーウーマンの中には、自分の卵子を凍結しておこうという女性がいるのは、凍結した精子で成功しているのだからそのうちに凍結卵子で成功するのも近いのではと予想しているからでしょう。従って次のようなケースも充分考えられます。本人が60歳になった時、凍結卵子を使用して子供誕生が可能になり、20代の時に凍結しておいた自分の卵子を取り出し、誰かの凍結した精子を買い取り、体外受精させ、自分はもう年寄りだから自分の子宮を使っての妊娠は無理、そこで代理母を使って生ませる。ついに60歳にして我が子誕生です。本人には大満足でしょう。私はこれでは、資力を使ってただ自分の欲望を満足させただけで、生まれてくる子供のことは全然考えていないのだと考えざるを得ません。皆さんそう思いませんか。

そこで私は皆さんに強調したいのです。女性には、結婚適齢期という言葉があります。しかし結婚適齢期という言葉が気に食わなければ、使わなくてもかまいません。しかし妊娠適齢期というものがあるということです。好むと好まざるとにかかわらず、妊娠適齢期を否定することはできません。これは女性の宿命です。体外受精する場合でも、卵子は老化しますから若い妊娠適齢期に行わなければならないのです。そこで自分は絶対に自分の子供が欲しいと思う女性には、私には提案があるのです。女性の人生は、男より長く平均もう90歳でしょう。そこで女性の人生二度説です。20代で結婚、20代で子供を一人、二人生んでおいて、30代に入って二人目、ないし三人目を生んでおくのです。私は子育て卒業は、中卒ぐらいまでと考えています。中卒頃の子供の母親は、45歳前後から50歳前後になっているでしょう。ここまでを女性の第一の人生、それ以降90歳までのほぼ40年間は、女性の第二の人生です。その時の各自の経済状勢に応じて働き続けるのもよし、新しく何かにチャレンジするのもよし、自由自在に活動できるし、またするのです。こんな人生計画どうでしょうか。皆さんどう考えますか。

この「若い女性たちに告ぐ」シリーズは、(その4)まで続ける予定です。次回(その2)は、2週間後の4月7日(土)のブログに載せます。話題は、「選択的夫婦別姓」についてです。引き続き読んでいただけたらと思っております。

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16 comments »

ロスジェネ より:
2012年3月24日 11:19 AM
貴重な情報ありがとうございます。
私は諸事情あって通常活動としてのブログは今月末で
終了しますが、この情報は欧米では常識らしいのですが、
日本ではあまりに知られていなさすぎるので、拡散したいと
思います。

怒太 より:
2012年3月24日 11:22 AM
彼女に読ませます。
ありがとうございます!

これに近いような話を何回かしているんですが、プレッシャーに感じると言われてたじたじです。
ちなみに、彼女は27歳です。
来年あたり結婚を考えてますけど、子供できるとした30だよ!なんて言ってもダメです(笑)

私はまだ25歳ですからね。
自覚して欲しいんですけど。

だいたい、彼女の仕事先も私はおかしいと感じてしまいます。
年頃の女性を週休1日毎日8時半~19時過ぎの勤務、勿論残業もありますし。
動物病院ですが先生以外で従業員は2人。
どちらも女性。一人でも抜けたら回らない状態。
経営的にも不健全ですしね。
彼女の先輩も32歳やはり独身です。
動物看護士、トリマーに圧倒的に女性が多いて言うのも原因かもしれませんけどね。

なんか愚痴みたいになってしまいました。
失礼しました。

terag3 より:
2012年3月24日 3:53 PM
えんだんじさん

現代の若い女性は結婚適齢期、妊娠適齢期を知らないのでしょうか?
小中学校で、えげつない性教育はしているが肝心のこのような教育は
疎かにされているのでしょうか??

一方で、現代社会情勢というか、構造というか少子化対策など躍起に
なっているようですが若い女性が安心して結婚し、子供を産んで育て
るような環境作りがされていないことが原因ではないでしょうか?

公務員のように恵まれた労働条件なら女性公務員でも結婚して子供
が生まれれば、きちんと育児休暇が取得できて職場にも復帰できて
子育てをしながら定年まで勤めることが出来ます。

他方一般企業、特に中小企業のサービス業などは劣悪な労働条件
で働かざるを得ず、朝8時半に出勤して一応定時では5時までの処
定時間で帰宅できるなどは稀で、どうかすると11時の深夜までの
残業などと言うこともあり、とても結婚生活など考えられない状況の
ところもあるのです。

そしてそのような条件のところで結婚できたとして、子供が出来ると
そこで勤務先を退職しなければならなくなる。
そのような状況の中で働いている女性は、いつの間にか気がつい
た時にはもう30歳を過ぎているなんていうことにもなるのです。

ウーマンリブなどと女性解放運動も良いけれど、女性が安心して
結婚できて子育ても十分に出来るような環境作りを、国を挙げて
やっていくべきではないでしょうか?
少子化対策には、一番重要な施策ではないかと思っています。

とはいうものの、そのような施策を実現するとすれば弱小の中小
企業では自殺行為になるかも知れませんね。

えんだんじ より:
2012年3月24日 7:56 PM
ロスジェネさん

ブログへのコメントありがとうございます。
拡散していただけるので感謝しております。
それにしてもブログ今月末でやめてしまうのですね。残念です。
読んでみたかったです。

えんだんじ より:
2012年3月24日 8:04 PM
怒太さん

確かに彼女の仕事、勤務時間だけからでも大変だということわかりますね。デイトするのも大変そう。
いずれ二人で東京でデイトということもあるでしょう。その時には連絡ください。
婚約祝いに二人に昼メシあるいは晩メシをおごりますよ。遠慮なく私のお祝いを受けてください。彼女によろしく。

えんだんじ より:
2012年3月24日 8:08 PM
terag3さん

確かに公務員は恵まれていますね。親戚の姪も公務員で3人子供生んでいます。

浜 より:
2012年3月29日 10:37 PM
こんにちは

えんだんじさんへ

適齢期男性にこそ結婚を勧めるべき、と思います。

今の日本ではまだまだ結婚した夫婦間での子供が一般的であります。
外国のように婚外子は一般的ではありません。
結婚すれば夫婦が子供を希望する場合が多数派です。

えんだんじさんが仰るように
20代で女性が結婚し出産するためには
その年代の夫となるに適する20代後半から30代前半の男性が結婚する事が大切です。
女性だけでは結婚、妊娠することはできないからです。
しかし2010年度の国勢調査によると、適齢期男性の未婚率は
20代後半男性で72.8%
30代前半男性で48.8%
高い数字です。

適齢期に結婚したい女性は多いです。
でも、男性はどうでしょうか?

20代後半になっても、30代になっても、親と同居し身の回りの世話を母親にやらせ
大人になりきれない男性は多いと思います。
これでは結婚する気にはなれないでしょう。
また適齢期の男性の非正社員の割合が増え、経済的に不安ということもあるかもしれません。
女性とコミュニケーションを取る事が苦手な方もいるかもしれません。

しかし、付き合っている女性が適齢期で結婚したがっているのに
まだ、結婚の責任から逃げている、そういう大人の男性も少なくないと思います。

これは、男性が
「男性は高齢になっても、いつでも結婚でき子供が持てるだろう」
という勘違いも、結婚を先延ばしにする原因だと思います。

男性も30代後半から生殖能力は落ちていきます。
50代の石田純一さんも2年間の不妊治療の末に子宝に恵まれています。
父親も40代以上の高齢になると、自閉症児が生まれる割合が高くなります。
また、2010年度の国勢調査からの算出によると、
男女共に35歳を過ぎてから結婚した割合が急激に減少し、
特に40歳から44歳の男性が5年間で結婚できた割合は僅か1.8%だったということです。

男性も適齢期に結婚できなければ、結婚そのものが難しくなります。

もし高齢で男性が結婚できたとしても、経済的な問題はどうなるのでしょうか?
子供に一番お金がかかる時期に定年という事も考えられます。
女性も子供を預けて働きにでなければなりません。

少子化の主な原因のひとつに結婚しない、できない男性の増加もあるという事は
有名な精神科医である、野田秀樹先生も指摘されておられます。

えんだんじさんが本気で少子化をお考えならば、
少子化の原因は女性側だけではなく
結婚しない、できない男性側、社会にも多分にある事を、お気づき頂ければと思います。

えんだんじ より:
2012年3月30日 8:41 AM
浜さん

ブログへのコメントありがとうございます。
浜さんの主張されること私は全く同意同感です。ただご理解してほしいのは、タイトルにありますように「若い女性たちに告ぐ」ということで読者対象を若い女性にしぼった話をしていることです。また昔は結婚適齢期という言葉がありましたが、それは社会的通念であって医学的には証明されていたわけではありません。今回卵子の老化が妊娠をむずかしくすることが医学的に証明されました。そこでどうしても自分の子供がほしい女性は、こういう人生の選び方をしたらどうですかと提案をしているだけです。
私の記事を読んで、若い女性がなかなか結婚しないとか、結婚しても子供を生む数が少ないとか不平を言っているいように解釈しかねない面があるとすれば、私の文章のつたなさによるものと思います。

mmm より:
2012年4月11日 8:19 PM
初めまして、その「若い女性」に含まれる30歳を目の前にしている人間です。

残念ですが、貴兄の理想は現実的ではない、と思います。
>20代で結婚、20代で子供を一人、二人生んでおいて、30代に入って二人目、
>ないし三人目を生んでおくのです。私は子育て卒業は、中卒ぐらいまでと考えています。
>ここまでを女性の第一の人生、それ以降90歳までのほぼ40年間は、
>女性の第二の人生です。その時の各自の経済状勢に応じて働き続けるのもよし、
>新しく何かにチャレンジするのもよし、自由自在に活動できるし、またするのです。
>こんな人生計画どうでしょうか。皆さんどう考えますか。
これは、パートナーとする男性が望んでいないようです。
http://news.livedoor.com/article/detail/4827905/
20、30代男性8割「共働きしてほしい」 女性の「専業主婦願望」と大きな溝 という記事ですが、
これをご覧になってどのように思いますか?
私は近い世代と結婚することを早々と諦め、20歳近く上の友人男性と結婚しました。
歳の近い男性は「お金がなくて結婚できない」と返事を出したのでお別れしたことがあります。

また、子どもが中学校を卒業するには15年もかかります。
そんなにブランク、空白期間のある人を、一体誰が好んで雇うでしょうか。
より若い人、または扶養家族のいないお金のかからない人を雇うのではないでしょうか。

野田聖子さんについて触れていますが、
人間には必ず障害児が産まれる一定の割合があります。
そういったわけで、障害児が生まれる可能性を受け止めきれないのであれば、
性行為そのものをするべきではないと思います。
えんだんじさまの奥様のお腹に、障害児のお子さんがいるとしたらどうしますか?
もしお子さんが障害児だったと産後に判明したとしたら、奥様に何て声をかけますか?
堕胎するように求めますか?曖昧にされやすいですが、それは殺人です。
野田聖子さんに対して冷たい感情をお持ちなのは、何より他人だからではないでしょうか。

えんだんじさんの理想を嫌うつもりはありません。
望む人がそのようにもできるような世の中になれば、どれだけ選択肢が増えることでしょう。
ただ、現実的ではないということだけは伝えたいと思ったのです。

えんだんじ より:
2012年4月12日 6:30 PM
mmmさん

コメントありがとうございます。
mmmさんの年齢だと、(その1)はちょっと現実的でないですね。わかります。
ほとんどの若い女性は、専業主婦が希望とは、ほんとうにびっくりしました。それではなぜ子供を保育園に入れるのでしょうか。勿論経済的理由の答えが返ってくるのでしょうが、この件については、このシリーズで書こうと思っていますので参照してください。
野田聖子氏についての意見は千差万別、どの考えが正しいかは決められません。
私の考え方を述べただけです。

mmm より:
2012年4月13日 5:58 PM
お返事ありがとうございます。

私には子どもが1人います。2人目を考えるつもりはありません。何故かと言うと、介護の負担が大きい状況にあるからです。育児と介護を同時にやるのは無理だと感じています。

>それではなぜ子供を保育園に入れるのでしょうか。
私は幼稚園にいたことがありません(家族経営の自営業家庭ですから)ので、「幼稚園」がどのようであるか知りません。ただ、「保育園」と一言で言ってもどうやらとても大きな差があるようで、一概に何とも言えないかもしれません。私のいた保育園では私立幼稚園と大差ない教育を行っていたようで、近所にあった私立で幼稚園から大学までずっと過ごした友人は、教育関係の授業で私の行った保育園の内容を知って驚いたと言っていました。一言付け加えますが、私がいたのは公立保育園です。

経済的な理由以外では、周囲にはおじいさまおばあさまが既に介護を必要としていた人が多かったように思います。市区町村範囲以上に広く探しても3世代が住めるような大きな物件、当時は特にバリアフリー物件はなかなかなく、親世代が祖父母世代の家に通って面倒を見ている人が多くいました。今でもそうですが、希望したり要介護認定を受けたとしてもおじいさまおばあさまがすぐに入れる環境にはなっていませんでした。また、終末期ケアを行う「ホスピス」は縮小するようにと国が病院に求めています。育児と介護の二本立てで生活する方も増えることでしょう…

ご参考になれば幸いです。

えんだんじ より:
2012年4月13日 8:15 PM
mmmさん

情報ありがとうございます。私の年代の人間にとって保育園がわかりにくいのです。私が子育ての時は、日本は貧乏国で1ドル360円の時代。白人が日本でくらすと豪勢な生活できる時代でした。ところが女性が結婚するとほとんど専業主婦。現在の日本は経済大国、それなのに結婚しても女性が働かないと生活していけないから子供を保育園にやる。これってなんかおかしくありませんか。
ただ一つの解答は、私の年代の女性が若い時よりも現在の女性の社会的進出の願望がはるかに強いからだと私は考えています。ところが現在の若い女性は、専業主婦が望みだというので非常にびっくりしたわけです。

まだこのシリーズ続きますのでぜひ読んでみてください。なにか感じることあれば忌憚のないご意見をお聞かせ下さい。

mmm より:
2012年4月13日 11:11 PM
あっ、と一つ思い出しました。

若い親でも大病にかかって保育園が必要になることはあります。癌という大病を患った若いおかあさまが近所にいらっしゃいました。2人か3人の兄弟だったと思います。彼女も専業主婦でしたが通院や手術・抗癌剤投与のための入院、痛み止め投与をする療養病棟に入るため私と同じ保育園にお子さんを入れました。若いからなのか、あっという間に亡くなってしまいました。最後は、父子家庭になったけれど彼らは今も元気ですよ。一人前のお医者さまになるためにインターン中だとか。

mmm より:
2012年4月14日 10:16 PM
こんばんは!今晩も時間ができたのでお邪魔します。

>結婚しても女性が働かないと生活していけないから子供を保育園にやる。これってなんかおかしくありませんか。
おかしいですかね…女性でないと務まらないお仕事をなさっている方もいますから、すべてについて「おかしい」とは言えないと思います。特に産婦人科や小児科・内科、精神科関連の科(精神科・神経科・心療内科)では、女性の患者さんから「女性の先生でないと…」といったニーズがかなり高いです。また、女性の患者さんには女性の医師でないと担当しない、といった病院もあります。それ以外に、女性の政治家さんは特に女性一般からの声を政治に反映すべく活動してらっしゃいますから、ご本人にお子さんができたからといってお仕事を辞めてしまっては「公的立場について」責任感が無いと評価されると思います。厳しい話ですが、私も正直そのように思います。

>現在の若い女性は、専業主婦が望みだというので非常にびっくりしたわけです。
私たちは、貨幣を使って生活しています。現状男性のお給料は女性のお給料より高い、のですが、男性ご本人・完全に無職の女性・子ども、また仕事から引退済み・または引退を控えている夫のご両親(場合によっては妻のご両親も)を全員養えるお給料を受け取っている男性がかなり少なくなったと思います。厚生年金を得る親がいればかなり状況はよくなりますが、時々会社側の不払いなどのトラブルで厚生年金が支払われない人もいます。性別関係なく1人の平均年収が400万前半だそうですから、やりくりをしてもなかなか難しいですね。すると当然、男性も妻に「働いてほしい」となるだろうと予想がつくわけです。でも、習慣上女性が育児や介護を担うのが習慣となっています。兄弟のいない男性(つまり長男となる人)がこの世の中には多いですよね。その状態ではおそらく「働けません」となりますから、若い女性は「年収の高い男と結婚して専業主婦になりたい!」と思うのです。医者や弁護士など、職業で男性を選ぶ女性を見たことはありませんか?たぶんそういった女性はそんなことを考えています。

「結婚」「条件」などのキーワードで検索してみてはいかがでしょうか?せっかく記事をご執筆なさるのであれば、少し時間をかけてでも取材をお勧め…したいのですが。時には気分が悪くなるほどひどい「本音」を持っている人を見かけることもあるかもしれませんが、そこには何か理由があるはずだ、と距離を取って観察してみていただきたいと思います。

えんだんじ より:
2012年4月15日 8:49 AM
mmmさん

最初からそんな気がしたんですが、今回のコメントではっきりしました。mmmさんは私の文章の全体を読まないで、あるいは読み取れないで、文章のきれはしだけをとりあげて見解を述べられる。これでは意見交換は、お互い時間の空費になりますのでここらでやめにいたしましょう。

mmm より:
2012年4月15日 10:31 PM
そうですか、ではそうしましょう。
私はよくとも悪くとも、えんだんじさまが雲の上の人のように感じています。

これが、現実を目の前にしている当事者と他人の温度差でしょうか。
最後に一言。
「結婚しない若い女性」の相手としてふさわしいと思われている同年代の若い男性が
お金をもっともっと稼げる能力を持ち、雇用主が長時間労働によらない利益を作れなければ
えんだんじさまの理想の家庭は存在できないと思います。

今までお返事ありがとうございました。ごきげんよう。

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